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鉛筆の軸の形状

質問内容

なぜ、鉛筆の軸の形状が六角形なのかを解説している児童書が見たい。

回答内容

①には、「鉛筆をもう一度見てごらん。ほとんどの軸のかたちは六角形だけど、なぜだろう?」という問いに対して、「鉛筆の軸のかたちには、丸、四角、三角、そして六角形などいろいろあります。鉛筆は、つくえの上においたとき転がってしまわないように、軸に角がついたとされています。そして、いまは、六角形が主流になったのです。では、鉛筆の主流が六角形になったのは、なぜかというと、じつは、鉛筆の正しいもち方がふかくかかわっているのです。鉛筆は、親指とひとさし指、中指の3本でささえるのが正しいもち方とされています。このように3点で鉛筆がおさえられるので、3の倍数のかたちがもっとも鉛筆をもちやすいとされたのです。」また、「いろいろなかたちの中から、より平均して指の力を芯につたえることができるという理由で、六角形がえらばれたといわれています。」と解説している。

②には、「つくえの上で転がらず、3本の指で持ちやすくするために六角形にできているんだ。それなら、三角形でもいいよね?実は、六角形は、じょうぶなんだよ。円に近い形で、外からの力を分けて受けとめることができるからなんだね。ハチの巣も、六角形でできている。ぴったりとすき間なくならんだ六角形は、こわれにくくて、じょうぶ。これは、「ハニカム構造」といって、サッカーのゴールネットや、人工衛星にも使われているんだ。」と説明がある。

③には、「6角形だと机の上に置いてもころがらない。筆記するとき親指、人差し指、中指でおさえるため、3の倍数が持ちやすい。」と記載がある。

④には、「なぜ六角形が多いの?」という問いに対して、「丸いえんぴつは、少しでもかたむいているところに置くと、ころころ転がってしまいます。そのため、えんぴつはだいたい六角形になっています。えんぴつを使うときには必ず3本の指(親指、人さし指、中指)でささえるので、3や6など3の倍数の角があると、にぎりやすいのです。」と説明している。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

鉛筆の軸の形状

(エンピツノジクノケイジョウ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

②スタジオ248『知ってハナダカ!文房具のひみつ箱』 六耀社,2017,127p. 参照はp.54-56.
②テレビ朝日「知っとく!なっ得!」スタッフ『200のふしぎがすいすいわかる知っとく!なっ得!ものしりブック』 朝日新聞出版,2013,127p. 参照はp.16.
③岩本努.〔ほか〕『ビジュアル版学校の歴史2』 汐文社,2012,54p. 参照はp.16.
④WILLこども知育研究所『文房具を使いこなす1』 フレーベル館,2018,31p. 参照はp.4.

NDC分類
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589:その他の雑工業

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