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岡山県下でのオオカミの目撃例
質問内容
回答内容
資料①『岡山県版レッドデータブック 2009 動物編』の「ニホンオオカミ」の項によると、「岡山県下では、新見や蒜山では明治初期まで生息していたのではないかと伝えられているほか、高梁市宇治町で1907年に目撃談が伝えられているという。」とある。
資料①の参考文献から、資料②『岡山県のけもの』をあたると「ニホンオオカミ」の項で、新見市、阿哲郡地方には明治5年(1872)頃まで、真庭郡蒜山地方には明治10年(1877)頃まで生息していたと言われていたとあり、明治40年(1907)冬の目撃談として、川上郡成羽町(現・高梁市)の医師が往診の帰路、高梁市宇治町の山中で遭遇し、護身用ピストルの発砲で難を逃れた話が紹介されている。
資料③『岡山県大百科事典 上 あ~そ』の「オオカミ」の項では、明治初期より後は、「時々寄せられる報告はほとんど野生化したイヌの見誤りと考えられている。」とある。
資料④『和気郡誌』の「保曽山」の項には、「薄暮には狼の出ることなどありしも、今は道路開け、また昔時の寂寥なし」とある。
資料⑤『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告74 表・図版』には、「百間川米田遺跡出土の魚類、爬虫類、鳥類および哺乳類」として「オオカミ右上顎犬歯」の出土状況が確認できる。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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