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かさぶたのできかた
質問内容
回答内容
①では、「からだには、びょうきやけがでからだをいためたときに、自分でなおす力があります。きずにできるかさぶたは、きずの中に細菌やよごれたものがはいるのをふせぐためにできます。かさぶたの下ではきず口のしゅうりがはじまります。」とあり、かさぶたができる様子を皮膚の断面図を使って詳しく解説している。また、血を止めるための血小板について、「けがをして血管から血がふきだしたとききず口にあつまり、血しょうといっしょにきず口にかさぶたのもとをつくり、血をとめます。」と記載されている。
②では、「たとえば、ころんですりむいたり、また、ナイフなどで皮ふを切って血が出ても、すこしの出血ならしばらくすると、血はしぜんに止まる。これは、血は空気にふれるとかたまる性質があるからだ。そして血がかたまったあと、切れた血管をくっつける、のりの役目をするのが、かさぶただ。」とあり、「傷ができて1日くらいたつと、かたまった血の下で血管と皮ふがくっつこうと共同の修復作業がはじまる。でもこのときはまだ、血管の穴は完全にふさがっていない。傷口でかたまった血は、どんどんかたくなって傷口を守る。これがかさぶただ。」とさらに説明がある。血が止まるまでについても、「皮ふが傷つき血管がやぶれると、傷口についたばい菌が、体内にはいらないようにと、血が出て傷口をあらいながす。むやみに血が出るわけではなく、出血にもちゃんとそれなりの理由がある。するとつぎに、血の中の血小板という成分が集まってくる。この血小板が空気にふれると、細い糸のようなものができ、傷口をふさぐ。これで出血は止まる。小さな傷なら、出血から血がかたまるまで数分しかかからない。」と説明されている。
③では、「ケガをしてきず口から血が出ると、まず血小板がそこに集まります。空気にふれた血小板はこわれて、血液をかためるのに必要な成分を出します。すると、その成分のはたらきで血液の中に糸のようなものができ、その糸が赤血球とからみあって「血栓」という栓をつくり、それ以上血が出るのをふせぎます。こうしてできた栓と、きず口から出た血液がかたまって、かさぶたになるのです。」と記載があり、かさぶたができるまでの説明イラストも掲載されている。
④では、「血(血液)が止まるのは、血液のなかの「血小板」という成分が、きず口に集まってくるためです。集まった血小板は、血栓というふたをつくって、血液が外に流れるのをふせぎます。しかし、それだけでは不安定なので、血液のなかの「フィブリノゲン」という物質が、細長い糸のような「フィブリン」となってあみをつくり、血小板をおおいます。さらに、血液のなかの「赤血球」という成分も、このあみにからまってかたまります。こうしてできたものが、かさぶたです。」と説明されている。
⑤では、「出血をして、もしそのまま血が流れ続けてしまったら大変だよね。そうならないように血液中の血を固まらせる成分がはたらいて出血を止めるんだ。その結果としてカサブタができるんだよ」とあり、さらに、「血管壁がキズつくと、まず出血を止まりやすくするために血管が収縮し、血液の流れをおそくします。次に、血小板が変形して、キズついた血管壁に粘着します。そして血液の固まる凝固因子が活性化され、血小板同士が強く結合し、血小板の塊(血栓)をつくります。これが止血の第一段階(一次止血)です。その後、血液凝固成分であるフィブリンが、血小板でできた血栓をさらに固め(フィブリン塊)て止血します。その際、血栓は一部外に流出し固まります。これがカサブタです(二次止血)。」と説明されていて、止血のメカニズムもイラストで紹介されている。
⑥、⑦にも上記と同様の説明がある。
⑧~⑩には、小学校低学年以下向けのやさしい解説がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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