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大地溝帯の構造
質問内容
回答内容
①『ズーム・イン・ユニバース』
大地溝帯はアフリカ東部地域のエリトリアからモザンビークまで、6,000キロメートル以上続く「地殻で覆われたプレートが文字通り引き裂かれ、もろい鉱物からなる一帯に亀裂」が入った地域である、と書かれている。その特異な地形の例として、キリマンジャロ山やビクトリア湖があげられている。(p.122)
「アフリカ大地溝帯をのぞむ」という写真も掲載されている。(p.107)
②『裂ける大地アフリカ大地溝帯の謎』
第1章では東アフリカ大地溝帯の説明があり、「東部アフリカを六〇〇〇キロ以上にわたって、南北に縦貫する壮麗な断層陥没帯」とある。「約四〇〇〇万年前にはじまった大地溝帯の活動は、現在もつづいて」おり、「将来は、ケニアとタンザニアも、アフリカ大陸の本体から引き裂かれて、小大陸になるであろう。」とある。アフリカ大地溝帯では上昇運動や火山活動があり、浅発地震が集中し、地熱流量も高い、と説明されている。(p.6-7)
「図4 アフリカ大地溝帯のでき方」もあり、約三〇〇〇万年前から現在、そして一億年後の動きが図で説明されている。(p.26)
大地溝帯には、東部地溝帯と西部地溝帯があり、それぞれどこを通っているか、「図6 東アフリカ大地溝帯」で地図上に示されている。(p.27-29)
第3章では東アフリカ大地溝帯よりも古い、一億年前の西・中央アフリカ大地溝帯の説明がある。「アフリカ大陸と南米大陸とを引き裂く運動によって生じたもの」で、「スーダンとニジェールを北西から南東に断ち、ナイジェリアを北東から南西に断つ」地域にあり、新生代(6500万年前から現在まで)の地層におおわれていたため存在がわからなかった、とある。東アフリカ大地溝帯との違いについて、解説されている。(p.148-151)
③『地形と人間』
「東アフリカ大地溝帯(以下、地溝帯と略称)はウイルソン・サイクルの幼年期にあたり、地震や火山活動、地殻変動が活発に生起する変動帯である。長大なドーム状隆起山地とその中軸部に連続する地溝によって特徴づけられる。」「地溝は地殻が伸長応力によって正断層を生じ、陥没して凹地を形成したもの」であると、説明されている。
「図1 アフリカの地形と東アフリカ地溝帯の分布」「図2 東アフリカにおける東西両リフト周辺の地形」「図3 東アフリカ大地溝帯の隆起過程」が示され、図をもとに説明されている。(p.151-153)
④『地震と火山』
「東アフリカ大地溝帯とは、巨大な断層活動による陥没地帯である。アフリカ大陸の東部に、北は死海、南はマラウィ湖を抜けたインド洋に至るまで走っている。」とあり、約1億年後に分裂する可能性があることが、カラーの図で紹介されている。(p.109)
⑤「断絶するアフリカの楽園」『NATIONAL GEOGRAPHIC』第17巻第11号
コンゴの活火山ニイラゴンゴの写真が掲載され、「地球のプレート運動によって東アフリカを東西に引き裂く地溝帯が生まれ、活発な火山活動が何百万年も続いている。」とある。(p.40-41)
西のヌビア・プレートと東のソマリア・プレートが互いに遠ざかる動きによって生まれた、東アフリカを南北に貫く地殻の裂け目を「アフリカ大地溝帯」と呼ぶ、とある。大地溝帯はウガンダ付近で東西に分かれていて、西側は「西部地溝帯」または「アルバーティーン地溝帯」と呼ばれているとあり、アルバーティーン地溝帯は全長1480キロあり、そこには世界屈指の深さの湖沼が点在すると、地図を交えて説明されている。(p.48-53)
⑥付録「現代の箱船―アフリカの大地溝帯マップ」『NATIONAL GEOGRAPHIC』第17巻第11号
今も続いている地殻変動の様子や、アルバーティーン地溝帯の全体図、地殻変動によって生じた湖沼が、地形の起伏がわかるカラーの図で紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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