デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

竹は木か草か

質問内容

竹は木なのか草なのかが載っている児童書がみたい。

回答内容

①には、「タケは、イネ科タケ類のうち、木のように茎がかたくなる性質の植物です。ふつうは、そのうちの小型のものをササといいます。タケやササのように何年も生きるのは、木の特徴です。しかし、茎の太さが最初から変わらず同じ太さのままなのは、草の特徴です。タケやササは、木と草両方の特徴をもつ植物で、どちらにも分類できません。」との記載がある。

②には、「タケのくきは、かたくて木のみきのようですね。それに、高さも木のようにグーンと高く成長します。これらのとくちょうは、木とよくにていますね。ところが、タケは木とはちがい、横に太くはなりません。また、木は花がさいてもかれたりしませんが、タケは花がさくとかれてしまいます。これらのとくちょうは、草とよくにていますね。タケは木と草の両方のせいしつをあわせもった植物なのです。」との記載がある。

③には、「竹・笹は、木のように背が高くなるし、とてもかたくじょうぶになりますが、木のように太り続けるということはありません。また、木でいう幹にあたる「稈」は、数年から20年くらいで枯れてしまい、木のように長生きしません。そのかわり地下にある茎は長く生き、横にのびて広がっていきます。」とあり、「このように、竹・笹は木と草のあいだのような性質をもっています。」との記載がある。また、竹と笹の写真も掲載されている。

④には、「タケが木とおなじところは、多年生で稈(タケの幹のこと)がかたくなることだ。ところが、毎年太ったり伸びたりできないことや、稈に空胴があって、節が規則正しくついている点が木とはちがうところだ。また、木のようにでこぼこした樹皮がなく、枝のでる場所が決まっていて、表面がすべすべしているところもちがうね。」とあり、「タケが草と似ているところは、生長が早いことで、ちがうところは、タケは10年以上生きるけれど、草は茎が1~数年で枯れることだ。また、草にはふつうタケのような節がないよ。このようにタケは木でも草でもないタケという独自の「有節植物」として区別されているんだよ。」との記載がある。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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レファレンス事例
タイトル
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タイトル

竹は木か草か

(タケワクサカキカ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①『植物のふしぎ』 ポプラ社,2011,207p. 参照はp.69.
②『小学なぜなぜふしぎサイエンス 8』 学習研究社,1989,48p. 参照はp.34.
③ゆのきようこ 長谷川哲雄『木と日本人』 理論社,2015,63p. 参照はp.36-37.
④うちむらえつぞう いしいきよたか『タケの絵本』 農山漁村文化協会,2006,36p. 参照はp.6.

NDC分類
NDC分類

404:論文集、評論集、講演集

470:植物学

653:森林立地、造園

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