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フラミンゴの生態
質問内容
回答内容
①には、「この鳥がピンク色をしているのは、食べている物のせいだ。フラミンゴの食べるエサにはカロテンが含まれる。カロテンはニンジンをオレンジ色にしている色素。肝臓で分解されたこの色素が、皮ふや羽の色になって現れる。あわいピンクから深い紅色まで、色調はさまざまだ。」との記載がある。
②には、「フラミンゴのなかまは、美しいピンク色の羽をもつ。じつはヒナのときは白っぽいはい色の羽なのだ。なぜ色が変わるのだろう?」とあり、さらに、「ヒナは、フラミンゴの親が出す真っ赤なミルクを飲む。これを飲み続けると、体がピンク色に変わるのだ。」とある。また、赤いミルクのひみつについて、「親が食べているプランクトンに、赤い色素がふくまれている。そのため、親が出すミルクも真っ赤で、それを飲んだヒナも色が変わるのだ。」との記載がある。
③には、「フラミンゴは、おもに塩湖やアルカリ瑚という環境にくらす藻類などの微生物(小さな生きもの)を食べています。」とあり、「フラミンゴのからだの赤色は、スピルリナというらん藻類のもつ色素によるものです。」との記載がある。
④には、「フラミンゴの羽はとてもきれいなピンク色です。この色は、フラミンゴが食べているモにふくまれるカロチンの色です。動物園では、カロチンを多くふくむニンジンをあげることもありましたが、今は、エサの中にカロチンをまぜています。」との記載がある。
⑤には、「美しいピンクの羽と特徴的なくちばしで有名なフラミンゴは、ハトと同じように、素(そ)のうからの分泌物で育雛(いくすう)することでも知られている。この液体はフラミンゴミルクとよばれ、ピジョンミルク同様、タンパク質と脂肪分に富む(ピジョンミルクよりややタンパク質が少なく、脂肪が多い)。また、フラミンゴの羽色のもととなる赤色色素が100mL中0.4mgふくまれている。」との記載がある。
⑥には、「フラミンゴのきれいな紅色はどうしてだか知っていますか?フラミンゴがえさにしているのはエビやカニや藻ですが、エビやカニの甲羅、それに藍藻類という水草にはアスタキサンチンという赤い色素がふくまれています。生まれたてのフラミンゴは真っ白ですが、えさを食べて大きくなるうちに羽毛がきれいな紅色になります。」との記載がある。
⑦、⑧にも、フラミンゴがピンク色をしている理由について簡単な記載がある。色素によるものです。」との記載がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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