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カードのトランプの名前の由来
質問内容
回答内容
①では、「ポルトガルから日本へやってきた」の項目では、「日本では16世紀の南蛮貿易のころにトランプの元となるものがポルトガルから輸入されたようです。ポルトガル語ではカードのことを「カルタ」というので、当時の日本でも「カルタ」とよばれていました。その後、19世紀の明治時代になると、今度は欧米流のトランプが日本でもはやりました。欧米の人がゲームをしているときに「トランプ(切り札)」といっているのを聞いた日本人が、カードそのものを「トランプ」とよぶようになったのではないかと考えられています。」と記載されている。
②では、「室町時代に日本伝来!」の項目では、「トランプが日本につたわったのは、16世紀ごろのこと。ポルトガルの宣教師によって持ち込まれ、当時は、「南蛮かるた」と呼ばれていました。というのも、トランプは、ポルトガル語で「かるた(carta)」を意味するからです。」とあり、さらに、「ちなみに、トランプは日本だけの呼び名だということを知っていますか?ヨーロッパやアメリカでは「プレイング・カード」もしくは、たんに「カード」と呼ばれています。なぜ、日本ではトランプと呼ばれるようになったのでしょうか。それは、明治時代初めのこと、日本に来ていた外国人が、カードゲームで遊んでいるとき、「トランプ(切り札)!」と叫んでいたのをきいて、「カード」を「トランプ」というのだと、かん違いしたのだといわれています。」と記載されている。
③では、14ページには、「ヨーロッパで流行したカルタは、マークが単純化され、わたしたちになじみのあるトランプの形式に変わっていきました。トランプというのは日本のよび名で、語源は、「切り札」という意味の英語です。」と記載されている。
さらに、30ページでは、「明治18年以降、イギリスやアメリカ、ベルギーからトランプが輸入されるようになります。この本の14ページにもあるように、トランプは英語で「切り札」という意味です。日本のトランプは、英語ではプレイングカードといいます。ではなぜ「トランプ」になったのでしょう。それは、解説書を訳すときに「トランプ(切り札)はカードの中で『よきもの』である」というところを、「カードの中でも品質の『よきもの』をトランプという」と誤訳したからだといわれています。」とより詳しく説明されている。
④では、「トランプってなに?」の項目では、「「トランプ」というのは日本だけのよび方で、世界では「カード」または「プレイング・カード」とよばれています。「トランプ」とは英語でtrump(切り札)という意味のことばになります。明治19年、カルタ屋の上方屋が、トランプ(切り札・ゲームの中でよいもの)の意味を(質のよいもの)とかんちがいして売り出したのが、そのまま定着してしまったのです。」と記載されている。
⑤では、トランプの語源として、「フランス語の「トライアンフ」からでたことば。もとは勝利、切り札を意味することばだが、明治時代に日本で、カードゲームをさすようになった。」と記載されている。
なお、⑥と⑦にも、トランプのことを「トランプ」という理由について、簡単な記載がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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