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旅の行き倒れ人

質問内容

江戸時代、旅人が旅の途中で行き倒れた際に岡山ではどのような対応をしていたのか。

回答内容

資料①『岡山県史 第7巻 近世Ⅱ』によると、旅人罹病者の保護については幕府が御触書を出しており、煩った旅人に対して治療を施し、もし病気が回復せず本人が帰国を申し出た場合には村継ぎで送り届けるようにするとしている。岡山藩や津山藩で、関係する法令があったことや、真庭郡川上村や上道郡沼村における村送りの例が紹介されている。

資料②『岡山県下に於ける慈善救済史の研究』にも、実際の処置に関する報告書や注進書の抜粋が掲載されている。

資料③『井原市史 1』には、天保5年から文久2年までの間に一橋領・池田領内の村で行き倒れた人々の一覧が掲載されている。

資料④『長船町史 史料編 中』でも、邑久郡東須恵村内で、体調を崩して死亡した男の処遇についてのやりとりを記した注進書などを確認できる。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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タイトル

旅の行き倒れ人

(タビノイキダオレニン)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

資料①『岡山県史 第7巻 近世Ⅱ』岡山県,1986,743p. 参照はp.554-558
資料② 守屋茂『岡山県下に於ける慈善救済史の研究』岡山県社会事業史刊行会,1958,803p. 参照はp.511-519
資料③『井原市史 1』井原市,2005,1056p. 参照はp.840
資料④『長船町史 史料編 中』長船町,1996,730p. 参照はp.566-580

NDC分類
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682:交通史・事情

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