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タラバガニの特徴
質問内容
回答内容
①『食材魚貝大百科 1 エビ・カニ類+魚類』
p.34-35 タラバガニ科に属するカニの特徴は「1.第2触角が糸状に長い」「2.はさみ脚の腕節が長い」「3.第4歩脚が短くて鰓室(さいしつ)内に差し込まれているため、一見して歩脚が3対に見える」「4.甲の下側を見てみると、雌の腹部が右側にねじれていて、左側だけに腹肢が残っている」とある。これらの特徴はヤドカリ類と共通しており、「タラバガニ類は、実はカニの形をしたヤドカリなのである」とある。タラバガニの学名は「Paralithodes camtschaticus」、英名は「Alaskan king crab」、漢字名は「鱈場蟹」、別名は「キングクラブ」とある。「<カニ漁業>の最重要種。」で、「甲幅25cmほど、歩脚を広げると1m以上。」「暗紫色で、甲の輪郭は丸みのある五角形。」などとあり、カラー写真とともに形の特徴が詳しく説明されている。分布、生息深度、交接、卵数、寿命、栄養配分についても記載されている。
②『海の甲殻類』
p.162 「成体は甲幅が30cm前後にもなる大型種で、ふだんは深場に生息する。」とあり、若い個体、中型個体の形や生息場所についてもカラー写真とともに説明されている。学名、分布、生息環境、生息水深についても記載されている。
③『エビ・カニ類の種苗生産』
p.134-145 飼育する際の水温、飼育密度、照度、飼育水の汚れ、塩分、酸素消費量、摂餌量について説明があり、どのような環境が好まれるかが分かる。学名、分布についても記載されている。
④武田正倫「主要食用蟹図鑑」『サライ』第29巻1号
p.68-69 タラバガニは「ハサミが1対で脚は3対。蟹ではなく、ヤドカリの仲間」とあり、「右のハサミが大きいとか、甲の中に4対目の脚が隠れているなど、生物学的な特徴がヤドカリに共通します。」とある。「甲幅25cmに達する大型の蟹で、脚を広げると1m以上になるものも。」とあり、分布、生息深度、寿命についても記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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