レファレンスデータベース > 絞殺と扼殺の違い
絞殺と扼殺の違い
質問内容
回答内容
①データベースJapanKnowledgeを用いて調べると、①-1デジタル大辞泉の「こうさつ【絞殺】」の項目には「首を絞めて殺すこと」となっています。同じく①-2デジタル大辞泉の「やくさつ【扼殺】」の項目には「手で首をしめて殺すこと」となっています。
②『殺傷犯捜査全書』によると、「絞殺及び扼殺の場合、どのような傷が創られ、どのような理由で人は死亡するのか」という問いに対して、「絞殺は、紐などの索状物で首を絞め、窒息させて死に至らしめる方法であり、扼殺は手又は腕で首を禁扼し、窒息させて死に至らしめる方法である。両社は頸部圧迫による気道閉塞の方法が索状物によるのか、手や腕によるのかの違いである」と書かれています。さらに、索状痕や扼痕について絵で解説されています。
③『NEWエッセンシャル法医学』によると、「絞死」の定義では、「索状物を頸部に巻き、頸部を体重以外の力(主に腕力)でしめて圧迫(絞頸)して惹起される死である」と書かれています。その他、発生機転、所見、自他為の別、索状物のはずし方が記載されている。「扼死」の定義では、「頸部を手あるいは腕で圧迫して惹起される死である」と書かれています。その他、発生機転、所見が記載されています。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
カテゴリ情報
![]() | レファレンスデータベース > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館 |
---|