デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

将棋の歴史

質問内容

日本の将棋はいつからあったのか。諸説あるらしいのだが、最古を裏付ける情報が知りたい。

回答内容

①『将棋の歴史』には、「最古の出土駒」という項があり、興福寺の旧境内跡から出土した将棋駒について次のように記されている。「井戸状の遺構から将棋駒一五点、将棋関係の習書木簡一点、他に木簡数点、刀形木製品などが出土した。木簡の一つには天喜六年七月二六日と書かれていた。天喜六年は西暦一〇五八年である。」、「出土駒から推定すると、現在のところ日本に将棋が伝来したのは一〇世紀の後半から一一世紀の前半の間と判断してよいだろう」とある。

②『教養としての将棋』には、「奈良時代以前に将棋はあったか」という項目で、興福寺駒の発掘と将棋の日本伝来について考察されている。興福寺旧境内から出土した駒のイラストが掲載されている。

③『将棋のすべて2』には、「日本で見つかっているいちばん昔の駒」が写真で紹介されている。「日本最古の駒は、1993年(平成5年)に奈良県奈良市の興福寺旧境内から出土した駒です。同時に見つかった木簡に、天喜六年(1058年)と書かれていることから、駒も同じ年代のものだと考えられます」とある。

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将棋の歴史

(ショウギノレキシ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
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①増川宏一『将棋の歴史』 平凡社,2013,223p. 参照はp.34-38.
②梅原猛,羽生善治,尾本恵市『教養としての将棋』 講談社,2019,234p. 参照はp.98-108.
③『将棋のすべて2』 岩崎書店,2018,63p. 参照はp.8.

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796:将棋

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