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北欧のICT教育の様子
質問内容
回答内容
①『北欧の教育最前線』には、「欧州委員会の「第2回学校調査:教育におけるICT(2019)」によると、デンマークの学校のデジタル環境や生徒のコンピューター利用頻度は、EU平均を大きく上回っている。(中略)近年はすべての学校にワイヤレスネットワークを整備し、生徒、保護者、教師のためのプラットフォームの創設、デジタル教材購入費の補助、ICTを活用する教員のネットワーク化を進めてきた。」とあり、スウェーデン、ノルウェー、デンマークでのICTを特別支援教育に活用している様子が紹介されている。また、ノルウェーで実践されているICTを活用した個に応じた学びの保証についての記述もある。
②『生きるための知識と技能 7』の第5章2.4には、OECD PISAの調査データをもとに国立教育政策研究所が作成した「学校におけるICT利用」について2015年、2018年の日本を含む18か国のアンケート結果がある。その中に、エストニア、フィンランドのICT機器の利用、授業におけるICTの利用(国語、数学、理科)についての結果がある。
③『21世紀のICT学習環境』は、2012年に実施された国際学力調査PISAの結果を受けて作成されたOECDの報告書から、コンピュータ使用型調査やICT質問紙の結果等に着目し、ICTの活用状況や学力との関係に特化して分析している。ヨーロッパの国では、フィンランド、ノルウェー、エストニアなどOECDに加盟している多数の国のデータがある。2009年の結果との比較もされている。
④『フィンランドの教育』に「第5章フィンランドのメディア教育」があり、公立学校のICTを活用した授業の取組を紹介してある。
⑤『北欧における初等中等教育の情報化―学校教育1:1BYOD政策とその背景―』には、デンマーク・スウェーデン・フィンランドを取り上げ、統計データによる比較、それぞれの国の環境整備の状況、使用サービス、学習面でのICT活用法などが書かれている。
⑥『諸外国の教育動向2018年報版』のスウェーデンの項には、「2018年7月1日、スウェーデンでは、(中略)デジタルスキルの習得に重きを置いた新しいナショナルカリキュラムが完全実施された。」とあり、デジタル教育の必修化が報告されている。
⑦『e-エストニア : デジタル・ガバナンスの最前線』の「ICTと教育」の項では、エストニアの学校におけるICTの活用状況について記述されており、「エストニアの教員のICT利用率は、全ての学年においてヨーロッパの30ヵ国のなかで最も高い。」とある。
⑧北欧ではないが、『日本のオンライン教育最前線』には、オランダ、ドイツでのオンライン授業の取組が紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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