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摂氏温度から華氏温度の変換式

質問内容

摂氏温度から華氏温度の変換式を知りたい。また、摂氏、華氏の由来は何か。

回答内容

①『数える・はかる・単位の事典』
p.64<カ氏温度目盛り>の項に、1724年ドイツのDaniel Gabriel Fahrenheit(1686-1736)が水銀温度計によって定めた温度目盛りで、℉と表すことが書かれている。セ氏とカ氏の変換については、「セ氏とカ氏の関係式は、C=5/9(F-32)、例えば、カ氏の60度は、セ氏の15度とほぼ同じです。」とある。
セ氏については、p.122<セ氏温度目盛り>の項に、1742年にスウェーデンのA.セルシウス(anders Celsius)が提案した温度目盛りであること、℃で示すことが書かれている。

②『知っておきたい単位の知識 改訂版』
p.132-133<「セルシウス度」とは?>の項に 摂氏温度についてスウェーデンの天文学者アンデルス・セルシウスが考案したこと、「日本では彼の名前を中国語で書いた「摂爾修」に「氏」を付けたものが省略されて「摂氏」になったようです。」と書かれている。華氏温度については「摂氏温度より30年以上も前にドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイト氏により考案されたものです。」とある。
華氏から摂氏への変換については「華氏は、「(華氏温度-32)×5÷9」と計算することで摂氏に換算できます。たとえば華氏90度は「(90-32)×5÷9≒32.2度」になります。」とある。

③『単位と記号パーフェクトガイド』
p.91<アメリカなどで使われる温度の単位>に、「アメリカやイギリスなどでは、ファーレンハイト度【℉】という温度の単位を使っています。日本語では、「華氏温度(カ氏温度)とも書くのは、ファーレンハイトの中国音訳「華倫海」からきています。」と書かれている。
華氏から摂氏への変換については、「ファーレンハイト度からセルシウス度への変換は℃=5/9×(℉-32)で求められる。」とある。

④『理科年表 第95冊(令和4年)』p.附22(1156)<慣用の計量単位>の温度の欄に「t/℉(華氏度、ファーレンハイト度)=1.8×t/℃+32」とあり、0℃=32℉、100℃=212℉、0℉=-17.78℃、100℉=37.78℃ とある。tは、セルシウス温度の量記号(p.物40(406))。

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摂氏温度から華氏温度の変換式

(セッシオンドカラカシオンドノヘンカンシキ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①武藤徹, 三浦基弘『数える・はかる・単位の事典』 東京堂出版,2017,276p. 参照はp.64, p.122.
②伊藤幸夫, 寒川陽美『知っておきたい単位の知識 改訂版 』 SBクリエイティブ,2018,191p. 参照はp.132-133.
③単位と記号パーフェクトガイド編集チーム『単位と記号パーフェクトガイド』 誠文堂新光社,2018,158p. 参照はp.91.
④国立天文台『理科年表 机上版 第95冊(令和4年)』 丸善出版,2021,1174p. 参照はp.附22(1156).

関連情報URL
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レファレンス協同データベース(近畿大学中央図書館)「温度の摂氏と華氏を換算したい。」(登録番号1000100017)(2022年1月16日確認)

レファレンス協同データベース(近畿大学中央図書館)「温度の摂氏と華氏について知りたい。」(登録番号1000042249)(2022年1月16日確認)

NDC分類
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609:度量衡.計量法

402:科学史・事情

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