デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

ゴブラン織

質問内容

ゴブラン織とはどのような生地か、由来や歴史について知りたい。ゴブラン織りの作品も見たい。

回答内容

①『フランスの職人たち』には「ゴブラン織 光と色彩のハーモニーで奏でる織師たち」という章があり、ゴブラン織について「今もフランスが国をあげて力をいれる重要な産業」(1995年本書発行時)と記述されている。さらに、パリのゴブラン織工場の工場長による「ルイ一四世の命により、王立工場になりました。ゴブランの名は、ここの工場主がゴブラン家だったからです」という説明も記載されている。この他にこの章では、ゴブラン織の技法や歴史、作品が、カラー図版とともに紹介されている。

②『布 楽しむ工夫×いま欲しい布210×基礎知識』の「PART2 布選びが楽しくなる基礎知識」では「世界の布」として、「ゴブラン織」を紹介している。それによるとゴブラン織は綴織の一種で、本来はフランスのゴブラン製作所で手織りされたタペストリーを指すが、現在はヨーロッパで織られたタペストリーやそれに似たジャカード織のこともそう呼ぶとされている。ゴブラン織の写真は掲載されていない。

③『テキスタイル用語辞典』では、「織物」のなかで「ゴブラン織り」が生地の写真とともに紹介されている。さらに「<ゴブラン織り>ラファエロもデザイナーだったゴブラン織りの歴史の製織法」というコラムも掲載されている。コラム頁には、ゴブラン織の写真も掲載されている。

④『芸術新潮』2013年5月号では、「《貴婦人と一角獣》に秘められた恋」と題した特集が組まれており、タピスリーや国立ゴブラン織工場等が紹介されている。記事中「タピスリーのことをゴブラン織とも呼ぶ」と記述され、複数の作品がオールカラーで掲載されている。

⑤『荘苑』2013年10月号では、「テキスタイルファンタジー」と題した特集が組まれており、「テキスタイルアイテム図鑑」としてゴブラン織を使った洋服や靴、バッグがカラー写真で掲載されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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ゴブラン織

(ゴブランオリ)

回答した図書館または団体
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または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
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①浅岡敬史『フランスの職人たち』 東京書籍,1995,181p. 参照はp.4-13.
②暮らしの図鑑編集部『布 楽しむ工夫×いま欲しい布210×基礎知識』 翔泳社,2019,221p. 参照はp.123.
③成田典子『テキスタイル用語辞典』 テキスタイル・ツリー,2012,599p. 参照はp.73-75.
④「特集《貴婦人と一角獣》に秘められた恋」『芸術新潮』64(5) 761,2013.5,p.12-92.
⑤「テキスタイルアイテム図鑑」『荘苑』68(10) ,2013.10,p.45.

NDC分類
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753:染織工芸

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