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蘭陵王(らんりょうおう)

質問内容

雅楽の演目「蘭陵王」のモデルになった高長恭(こうちょうきょう)について知りたい。

回答内容

①『現代語訳北斉書』の「第一部 帝室の軌跡」の「第三章 諸王候伝」に「蘭陵武王」の項目があり、蘭陵武王の経歴や人柄の詳しい記述が、原文と現代語訳が対になって掲載されている。また「第二部 人臣の列伝」に「コラム③ 北斉蘭陵王」があり、蘭陵王の生涯や基礎情報等、詳しい記述が掲載されている。
②『図説中国文明史 5』の「第4章 多元的な文化の形成」の「融合する中国と外国の楽舞」の「4新しく生まれた舞踏とその特徴」に「蘭陵王入陣曲」というコラムがあり、蘭陵王の生涯と「蘭陵王入陣曲」成立のエピソードや変遷が掲載されている。
③『南北朝時代』の「第6章 もう一つの三国時代(北斉・北周・陳)」の「1 北斉―激化する権力闘争」の「孝昭帝の即位と晋陽」の項に、「図6-2 北斉皇帝系図」があり「長恭(蘭陵王)」の名前が確認できる。また「過熱する権力闘争」の項には、「この間、名将として知られる蘭陵王高長恭も、後主の猜疑心によって死を賜っている。」という記述がある。
④『雅楽のひみつ』の「第三章 知っておきたい名曲」に「蘭陵王」があり、曲の説明と、この曲の成立のエピソードがカラー写真で掲載されている。蘭陵王については、「才知武勇の武将だった長恭は(中略)兵士の士気を上げたと伝えられています。」と紹介されている。

回答館・回答団体

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蘭陵王(らんりょうおう)

(ランリョウオウ)

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または団体

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(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①氣賀澤保規『現代語訳北斉書』勉誠出版,2021,679p,参照はp175-177,631-636.
②稲畑耕一郎『図説中国文明史 5』創元社,2005,10,275p,参照はp212.
③会田大輔『南北朝時代』中央公論新社,2021,6,286p,参照はp213,218.
④日本雅樂會『雅楽のひみつ』メイツユニバーサルコンテンツ,2021,128p,参照はp78-79.

NDC分類
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222:中国

768:邦楽

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