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昆虫食が注目されている理由
質問内容
回答内容
①『未来の食べもの大研究』には、「昆虫食」の項に「2013年、国際連合食糧農業機関(FAO)が、食糧危機を解決する1つの手段として、昆虫食をすすめる報告書を発表しました。これをきっかけに、昆虫食への関心や認知度が高まっています。」と書かれている。FAOが昆虫食をすすめる理由としては、「同じ重量の食肉を生産するのに比べて、飼料や水、土地が少なくてすむ」、「温室効果ガスの排出量が少ない」、「栄養価が高い」、「成長が速いので効率よく生産できる」などがあげられている。また、「昆虫は栄養豊富で安全性が高い」とあり、「昆虫は、「高たんぱく・低脂肪」として知られています。」と記載されている。
②『どうなるの?未来の食べもの』には、「続々登場!新しいたんぱく質」の項に「最近は家畜にかわる動物性たんぱく質として世界から注目されはじめ、すでにヨーロッパではミールワーム(飼育動物や釣りのえさとなる、ゴミムシダマシ科の幼虫)などを材料にした食品が売り出され、広がりはじめています。動物にくらべて、必要なえさや水の量もごく少なく、大規模な農場なども必要ありません。骨などがないために、食べられる部分が多く、むだなく食品にすることができるのも、大きな特長です。」と記載されている。
③『こどもSDGs大図鑑365』には、「「昆虫食」が注目を集めているって知ってた?」の項に「食べものが足りなくなったときの救世主!?」として、次のように書かれている。「世界の人口が年々増えることが予想されているため、将来の食糧危機が心配されています。2013年に国連食糧農業機関(FAO)が「食品および飼料における昆虫類の役割に注目する報告書」を公表してから、私たちの祖先も食べていた「昆虫」に関心が寄せられています。」と記載されている。
④『ホントに食べる?世界をすくう虫のすべて』には、「虫は食べられる!昆虫食って何?」の項に「栄養価が高く生産性の高い虫ごはんが、近年世界中で注目されています。なかには虫ごはんが日本の学校の給食になることを目指す研究も進んでいます。」とあり、とある未来の給食として、虫を使った給食のメニューが写真で紹介されている。また、現在、「世界で暮らしている人のうち7人にひとりは食べ物が足りずに困っています。また、地球温暖化や人口の増加によって、ますます食べ物が不足し、住む場所がなくなってしまう人もでてくると言われています。こうした問題から、世界をすくうヒーローとして注目されているのが「虫」です。」とあり、「虫はちょっとのエサから、たっぷりの肉になる。」、「ウシやブタよりもはるかに少ないエサで、すぐに肉になる虫は、地球にやさしいスペシャルごはんなのです。」と記載されている。
⑤『この星を救うために知っておくべき100のこと』には、「コオロギケーキを1口食べる…」の項に、コオロギは、牛の牧場に比べ20分の1ほどの広さの養殖場で、同じくらいのたんぱく質を生み出すことができると紹介されている。また、「コオロギはまるごと食べることができ、粉にひいてケーキやクラッカーにしたり、栄養補助食品にしたりできる」、「つまり、コオロギを養殖することで、これまで通りの量のたんぱく質を手に入れつつ、地球の未開の地や野生動物をこれまで以上に保護できる」と記載されている。
⑥『ゆるゆる昆虫図鑑』には、「昆虫食」の項に「今後、世界中の人口増加や異常気象による食糧不足が心配されているんだ。そんな中、昆虫は栄養価が高いうえに牛や豚とくらべて生産しやすいため、食料や家畜の飼料として利用されることに期待が高まっているよ。」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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