レファレンスデータベース > 水玉ハイウェイ、岡山ブルーハイウェイの改称
水玉ハイウェイ、岡山ブルーハイウェイの改称
質問内容
回答内容
①『〔岡山県道路公社〕35年のあゆみ』には、1977年に「東備西播有料道路を『岡山ブルーハイウェイ』と水島玉島産業有料道路を『水玉ハイウェイ』とそれぞれの愛称を決定/5月」とある。
②昭和52年5月25日『山陽新聞』には、岡山県道路公社が「東備西播開発道路」を「岡山ブルーハイウエイ」、「水島玉島産業道路」を「水玉ハイウエイ」の愛称に決定したことが報じられている。その名称については「それぞれ『開発』『産業』と、当時もてはやされた言葉を道路名に織り込んでいた。しかし、その後経済情勢は一変『名前がいかめしすぎる』などの声が関係者に持ちあがったことから『利用者に親しまれる名前を―』と、今後は"愛称"で呼ぶことにしたもの」と説明する。
③『岡山県議会会議録 平成3年12月定例会』では、岡山ブルーハイウェイについて「この道路は,愛称のとおりハイウエーではないのですが,県外者等はその愛称に錯覚を起こし,ついついスピードを出すのではないかと思われ,それが事故につながっているのではないでしょうか」と議会質問が行われている。
④『岡山県議会会議録 平成4年6月定例会』でも、「名称がハイウェイとなっていることから,運転者が高速道路を走っているような錯覚を持っているのではないかと思いますので,水玉ハイウェイとともども名称を変更してはと考えるのでございます」と資料③と同様の議会質問の様子が確認できる。
⑤『岡山県議会会議録 平成4年12月定例会』では、岡山ブルーハイウェイで「去る12月2日,またしても国立療養所長島愛生園の人たち6人が乗ったワゴン車が対向してきた大型トラックと正面衝突,ワゴン車は大破,全員即死という痛ましい事故が発生をいたしました」という議会質問を受け、岡山県土木部長が「名称につきましては,開通以来,愛称として親しまれてきたところでございますが,関係者の意見も聞きながら判断してまいりたいと考えております」と答弁している。
⑥『岡山県議会会議録 平成5年2月定例会』では、資料⑤の岡山ブルーハイウェイ事故の「その後の事故防止対策」について、「名称につきましては,2月に実施しました利用者のアンケート調査を現在集計中でございますが,現時点でも高速道路と紛らわしいという意見もかなりあることも踏まえまして,名称を変更することについても前向きに取り組んでまいりたい」と岡山県知事が答弁している。
⑦平成5年8月24日「山陽新聞」には、「事故多発のブルーハイウェイ 愛称 岡山ブルーライン 来年1月から」の見出しで、「水玉ブリッジライン」とともに新たな道路愛称の決定が報じられている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
カテゴリ情報
![]() | レファレンスデータベース > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館 |
---|