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岡山の雁皮
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回答内容
①『岡山県史料 8 明治九年 上』には、「備前備中両国、去明治八年分諸物産高」の一覧が収録されている。「雁皮」の数量は「五百貫目」、「通価」は「百七拾五円」とある。
②『岡山県史 第29巻 産業・経済』には、明治9年時の岡山県の「雁皮殖産概表」に加え、「管内諸物産高取調書」として「明治九年分管内備前・備中・美作三ヶ国諸物産高」の一覧が収録されている。「雁皮」の数量は「三千弐百七拾貫目」、「通貨」は「五百八拾六円八拾銭」とある。
③『岡山県統計書 明治16年 上』には、「他府縣ヨリ輸入ノ種苗」として明治16年に「五四、〇〇〇本」の「雁皮苗」を輸入している。
④『岡山県統計書 明治17年 上』には、「他府縣ヨリ輸入ノ種苗」として明治17年に「一〇、〇合」の「雁皮種」を「駿河國」から輸入している。
⑤『岡山県農商工月報』には、「日本原開墾地」で行われた雁皮栽培の様子を「雁皮試作」「雁皮栽培景況報告」として伝えている。
⑥~⑭明治32~40年『岡山県統計書』には、「雁皮」の郡別「産額」(収穫高)と「価額」がそれぞれ掲載されている。一方、明治12~15年、明治41年以降の『岡山県統計書』、明治20~31年『岡山縣治一班』では「雁皮」の統計項目は確認できない。
⑮『和気郡史 資料編 上巻』には、神根村の「楮皮、三椏皮、雁皮産額表」(明治29年分)が掲載されている。
⑯明治26年刊『岡山県地理』には、「雁皮ノ算額ハ五萬貫」、「眞島、吉野、西西條、勝北、久米南條、東北條、哲多ニ多ク産ス」とある。
⑰『新訂訳文作陽誌 中巻 東作誌』の「梶並庄 中谷村之記」には、「産物 雁皮 此邑並皆木村久賀村の邊より多く出づ」と見える。
⑱昭和2年刊『苫田郡誌』の「香々美北村」には、「雁皮の製造及び養蚕等の副業盛なり」とある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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