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笠井山の大仏
質問内容
回答内容
①『岡山市史 政治編』巻頭図版には、「笠井山の大仏殿」の写真が収録されている。その解説に「笠井山南面に、昭和三八年秋大仏殿が竣功した。堂内には故三木行治知事が贈呈団長となってビルマ連邦に贈呈した大仏と同型の金銅仏が安置されている」とある。
②『蓮昌寺史』には、「笠井山大仏建立の因縁」として昭和35年、「三木知事を会長として両国親善を目的とする岡山日本ビルマ協会が設立」され、「ビルマへ贈呈の仏像と同型の仏像を造立し、両国永遠の友好に併せ、第二次大戦における、東南アジア地区戦没者の冥福を祈ろうというものであった」と建立経緯を説明する。昭和38年10月8日に岡山市笠井山の山頂で大仏の開眼供養をとり行い、平成12年10月8日に蓮昌寺で遷座式が挙行されたことが確認できる。遷座の理由の一つに、山頂の大仏殿の世話人が亡くなり後継者がいない点が挙げられている。
③昭和38年10月5日『山陽新聞』には、笠井山の大仏殿の完成と大仏の安置式が行われ、三木知事ほか戦没者代表(原文ママ)ら約10人が参列したことが報じられている。
④昭和38年10月8日『山陽新聞』には、「笠井山大仏殿の開眼供養」として、駐日ビルマ大使、三木知事、遺族会など地元関係者ら約500人が「大仏の献堂・入仏開眼供養式」に参列する様子が報じられている。献堂建立に巨費を寄付したのは、「元岡山会館社長、故赤沢亀四郎氏」と紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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