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ハイビスカスティー
質問内容
回答内容
①『英国流ハーブティーソムリエレシピ集』の中で、「ハイビスカスといえば、南国のトロピカルな花をイメージしますが、それは観賞用に品種改良されたものです。ハーブティーに使うのは、食用のドライハーブで、花が咲いた後に残るガクの部分を乾燥したものを使用します。鮮やかなワインレッドの色が特徴で、芳香は甘味が感じますが、飲むと少し酸味が感じられます。酸味が苦手な方などは、ローズヒップとのブレンドや、ハチミツなどを加えると美味しくいただけます。」とある。
作用や効能については、
・肌を中性に保つ収斂性ローションになるので、化粧水の代わりとしたり、髪にスプレーしたりして自然のリンス代わり
・ピラミッド作りの職人達が喉の渇きをいやし、ガーリック同様に体力維持のために活用
・ヨーロッパでは風邪の引き始めや病中病後の体力回復の飲み物として、また飲み物の天然着色料として利用
・東京オリンピック、マラソン金メダルのアベベ・ピキラ選手やドイツの陸上選手が天然のスポーツドリンクとして愛飲
などを紹介している。
②『ハーブティーブレンドBOOK』にもアベベ選手の例をあげて、「ハイビスカスのパワーの源は、酸味の元であるクエン酸やハイビスカス酸、ビタミンCや豊富なミネラルにあります。汗をかく夏にはビタミンやミネラルの補給源となり、スポーツのときに飲めば、疲労物質を早く排出してくれます。咳止め、傷薬、利尿剤として使っている国もあるようです。」、「食物繊維も豊富に含まれていて、シングルで飲んだときはふやかして食べると、腸内環境を整えてくれます。便秘解消に役立つので、生活習慣病の予防としてもおすすめです。」と紹介されている。
③『ハーブティーブレンド100』には、「すっぱいのが苦手という場合は、少しだけステビアを加えると良いかもしれません。」とある。作用として代謝促進、消化機能亢進、緩下、利尿、疲労回復、眼精疲労の回復があげられている。ブレンドハーブティーとしてハイビスカスを使用した効用ごとのレシピの紹介などもある。
④『ハーブティー大事典』にも、「小さじ1/2杯分を砕いて、5分蒸らす。ステビアひとつまみを足すと、ノンカロリーのまま甘味付けでき、酸味がやわらぐ。」とステビアの甘さで酸味をカバーする方法が紹介されている。
⑤『はじめてのハーブティーの教科書』の中では、ハイビスカスに限らず「ハーブティーに甘さを加える方法」として、はちみつ、フルーツジャム(ストロベリー、ブルーベリー、マーマレードなど)、ドライフルーツ、コーディアル(ハーブやフルーツを原料としたノンアルコール飲料)を加えることを紹介している。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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