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遺産の使い込み
質問内容
回答内容
①『ぶっちゃけ相続』には、「生前中、故人の預金を相続人が横領していたことが発覚する」ケースが紹介されている。親の通帳などを子どもが管理する場合、「両者が同意しているなら法律上も問題ありません」としているが、引き出した現金の使い道が相続発生後にトラブルの火種となるとしている。また、横領を疑われないための対策として、「簡単な帳簿を作成すること」を挙げている。
②『10分でわかる突然の相続への備え方』では、第4章の「6.生前に多額の出金があるケース」において、使途不明の出金が相続トラブルにつながるとして、対策方法が紹介されている。また、「7.誤った相続対策を行ったケース」では、両親の預貯金を無断で引き出し、自分の名義の預貯金口座に入金した行為は、横領に当たると記され、有効な相続対策が紹介されている。
③『もめない相続困らない相続税』では、第2章の「20 贈与と勝手な引き出しの判断はどのように考えればよいでしょうか」において、生前贈与された預金が使い込みだと疑われた例が記されており、贈与契約を立証する方法や、贈与と認められない場合の例などが示されている。
④『税理士が知っておきたい〈認知症〉と相続・財産管理の実務』では、「設問9 財産管理者による預金の使い込み(その1)」と「設問10 財産管理者による預金の使い込み(その2)」において、財産管理者の使い込みを疑う他の相続人と疑われた相続人の両者の立場で事例が紹介されており、それぞれの対処法が示されている。
⑤『認知症になった親の財産と生活を守る12のメソッド』では、「2 兄VS妹 認知症が疑われる父の財産管理をめぐるトラブル」や「8 兄VS妹 認知症の母の貯金の管理をめぐるトラブル」において、認知症の親の預貯金の引き出しに関わるトラブルの事例が紹介されている。また、対処法として成年後見制度が挙げられている。
⑥『争族図鑑』では、「case23 親の面倒を見ている子と見ていない子がいる家族 ~預金を使い込み? 介護が裏目に出て訴えられた相続人」において、使い込みを疑われ裁判となった例が紹介されている。あわせて、介護に付随して財産管理をする場合の紛争防止策も示されている。
⑦『普通の家でも起こる相続トラブル対策入門』では、「case9 財産の使い込み『お母さんの預金? 俺は知らないよ』と、とぼける兄」において、兄の使い込みを疑う妹の立場で、使い込み分の返還請求をどのように行うかなどが示されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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