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9月1日前後の児童生徒自殺者数
質問内容
回答内容
①『自殺対策白書 平成27年版』では、「18歳以下の自殺者において、過去約40年間の日別自殺者数をみると、夏休み明けの9月1日に最も自殺者数が多くなっている」とされており、18歳以下の日別自殺者数の推移がグラフで図示されているが、正確な人数は不明である。
②『自殺対策白書 令和3年版』では、令和2年1月5日から12月26日までの児童・生徒の自殺者数の推移を一週間単位で集計し、グラフで図示している。また、コロナ禍による一斉休校や著名人の自殺報道等、児童・生徒の自殺に影響を与える可能性のある社会的事象の日付等をグラフに重ね合わせて分析している。図によると著名人の自殺及び自殺報道と重なった9月14日が最も自殺者数が多い。
また、インターネット上で閲覧できる③「令和3年版自殺対策白書」の「第3節図表のバックデータ」によると、9月13日からの一週間が21名と最も多くなっている。
④「昭和48年度から平成27年度における、通学適齢期の自殺者数に関する分析」では、分析結果について「8月下旬、9月上旬に自殺者数が多く、8月下旬に自殺者数のピークがみられる。」と記されている。また、全体に占める自殺者数の割合が多い日が小中高段階別に上位3位まで確認できる。これによると、最も多い日は中学校及び高校段階で9月1日だが、小学校段階では11月30日となっている。
⑤『教職研修』の「夏休み明けの子どもの自殺を防ぐために」では、①の図を引用し、親や教員ができることについて論じている。引用・参考文献として⑥『週刊教育資料』の「子どもの自殺が9月1日に多いのは本当か?」が挙げられているが、当館では所蔵しておらず、内容は未確認。
その他、⑦「自殺対策官民連携協働会議(第2回)」から閲覧できる「資料2-3 第1回自殺対策官民連携協働会議委員意見に対する各府省の対応状況(追加資料)」では、平成23年から25年までの「8、9月の日別自殺者数の比較」を確認できるが、児童生徒に限定されたものではない。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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