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SPACとは何か
質問内容
回答内容
①『Investment Banking』には「SPAC」の項目があり、「SPAC(special purpose acquisition company、特別買収目的会社)とは、後日の企業買収を想定した会社(空箱)が、IPOによりその買収資金を一般投資家から調達する仕組み」として解説されている。また、「SPACは1990年代から存在していたが、近年この手法は復活を遂げている」としている。
②『ZERO TO IPO』では、「SPACとは、まだ名前が明かされていない会社を買収するために、公的な取引所に上場して資金を調達するペーパーカンパニーのこと」と説明され、SPACをおこなった企業の例もあげられている。
③『Harvard business review』(2021年10月号)の「単なる株式バブルか、永続する仕組みか SPAC投資の可能性と限界を見極める」では、「従来のIPO(新規株式公開)に代わる手段となるSPAC」について、「未上場の事業会社と合併――結合(コンビネーション)――して効率的に上場することだけを目的に設立される上場企業」と説明され、米国でのブームの状況や、SPAC誕生からの経緯や問題点、長所などが説明されている。
④『週刊エコノミスト』(2020年11月10日号)の「特別買収目的会社 SPAC スパック 新興企業の「空箱上場」で問題 迅速調達でユニコーンが殺到」では「SPACとは、「将来急成長が見込める未公開企業を2年以内に見つけ出し、買収する」という目標だけを掲げ上場する、事業実態のない会社」と説明され、SPACの成功事例、SPACのブームの背景などが解説されている。
⑤『週刊東洋経済』(2023年2月4日号)の「経済学者が読み解く 現代社会のリアル 第197回 一世を風靡したSPAC 明らかになった問題点」では、「特別買収目的会社(SPAC)とは、新規株式公開の新たな手法」として、SPACの仕組みや魅力とともに、問題点についても解説されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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