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チューリップの種
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回答内容
①『なぜ?の図鑑 植物』には、「チューリップにたねはできないの」の項に「チューリップも花がおわるとめしべの根もとがふくらんでたねができます。でも、たねからそだてると、花がさくまで5年くらいかかります。それで、ふつうは大きくなったきゅうこんからそだてます。」と記載されており、種がついたチューリップの実の部分が写真で掲載されている。また、球根を植えた場合とたねを植えた場合の生育状況の違いが写真で比較されている。
②『チューリップの絵本』には、「毎年1枚だけ葉をだして、花が咲くのは、6年目」の項に、「ふつうチューリップは、球根から育てるけれど、タネから育てることだってできるんだよ。でも、チューリップをタネから育てるためには、長い時間が必要なんだ。タネをまくと、1枚だけの葉をだすんだ。(中略)こうして球根を毎年太らせていくのだけれど、同時に球根は分球といって、いくつかに分かれていくから、なかなか太らないんだよ。やがて5年くらいたつと、ようやく花を咲かせられるくらいの球根ができるんだ。」と記載されている。また、「球根なら毎年どんどんふえることができるし、天候が不順でタネがうまくできないときでも子孫をのこしつづけることができるよね。チューリップは、確実に子孫をのこすために、タネのほかに球根でもふえるという進化の仕方をしてきた植物なんだね。」とある。
③『まいて観察!たね図鑑1』には、「チューリップ」の項に「チューリップにもたねができますが、日本では受粉するのがむずかしく、なかなかたねを見ることができません。うまく受粉すると、平べったい小さなたねができますが、そのたねを植えても、なんと、花が咲くまでに7年ほどかかってしまうのです。」と記載されている。また、「たねのひみつ」の項には、「たねを植えても花は咲かない!」とあり、「花をつけるまでには7年ほどかかってしまいます。」とある。なお、たねの拡大写真が掲載されており、たねの本当の大きさは、5~8㎜とある。
④「チューリップ観察事典」には、「花が咲くまでの年月」の項に「種からそだてたチューリップが花を咲かせるのは、種からそだてて5年目です。」とあり、「種から花が咲くまで5年もかかるようでは、園芸商品としては不向きです。そのためチューリップ農家は、球根から球根をふやし、それを商品にしています。でも、新しい品種をつくるために、農業試験場ではチューリップを種からそだてています。」とある。また、「種からそだったチューリップ」の項には、種から球根が育つ様子が写真で紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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