デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > 紅麹カビとベニコウジ色素

紅麹カビとベニコウジ色素

質問内容

紅麹カビとベニコウジ色素の違いを知りたい。

回答内容

①『醸造・発酵食品の事典』の中で、ベニコウジカビはMonascus属のカビとして「モナスコルビンなどからなる紅色色素を生成するため、菌糸は鮮紅色または桃紅色で、コロニーは濃紅色ないし紅紫色を呈する。この菌は紅麹として赤い色をした酒類の使用に利用されている。」と紹介されている。また「色素は食品添加物として多くの食品に用いられている。」と違いが明記されている。

②『健康食品取扱マニュアル』の中で、ベニコウジ色素は、「ベニコウジカビの培養液から得られた、アンカフラピン及びモナスコルブリンを主成分とするものをいう。」と書かれている。

③『食品・施設カビ対策ガイドブック』には、ベニコウジカビは食品に生えるカビのモナスカス属として、分類・主要種・分布・カビ毒・集落・形態・培養・ポイントの項目に分けて紹介されている。

④『食品添加物用語の基礎知識」には、紅麹色素(モナスカス)についての解説がある。

⑤『ウイルスと微生物がよ~くわかる本』では、「着色料になるカビ」の項目で、「天然着色料のうち、酒を造るときに使われるコウジカビの一種である紅麹から作られた紅麹色素があります。濃い紅色をしており、紅色の色素として使われます。」と記述されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

紅麹カビとベニコウジ色素

(ベニコウジカビトベニコウジシキソ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①吉沢淑[ほか]『醸造・発酵食品の事典』 朝倉書店,2010,585p. 参照はp.22-23.
②東京都福祉保健局,東京都生活文化局『健康食品取扱マニュアル』 薬事日報社,2010,582p. 参照はp.257.
③日本食品衛生協会『食品・施設カビ対策ガイドブック』 日本食品衛生協会,2007,159p. 参照はp.28-29.
④小薮浩二郎『食品添加物用語の基礎知識』 笑がお書房,2021,287p. 参照はp.101-102.
⑤夏緑『ウイルスと微生物がよ〜くわかる本』 秀和システム,2008,208p. 参照はp.44-45.

NDC分類
NDC分類

498:衛生学.公衆衛生.予防医学

588:食品工業

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2024052112153843522