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楽譜における楽器の順番
質問内容
回答内容
①『図解クラシック音楽大事典』には「第4楽章作曲するぞ!」の項があり、「オーケストラ・スコア」の中に、「楽譜(スコア)の上での楽器の並び方」について記述がある。並ぶ順番は「木管楽器がいちばん上、続いて金管楽器、打楽器。弦楽器はいちばん下です」と説明されている。楽器のグループ内では、音が高い順に並ぶとされているが、金管楽器に属するホルンは、楽譜上では木管楽器と金管楽器の間に書かれ、その後は音の高い順に並ぶとも書かれている。また、打楽器のグループ内では、ティンパニを上にして、その下にいろいろな楽器が並ぶと書かれている。協奏曲など独奏楽器がある場合は、弦楽器の上、打楽器の下に並び、歌や合唱がある場合も同じ位置に並ぶとされている。なお、楽譜上における楽器の略称は「作曲家によってまちまち」としながらも、代表的なものが表で掲載されている。
②『オーケストラの読みかた』の「第1部スコアのかたち」の中に「2 楽器の配列はどうなっているの?」という項があり、楽譜上では、木管楽器や金管楽器、弦楽器などの区分けを指すセクションごとに分かれており、「各セクションごとに、大体、高音楽器が上段に置かれ、下に行くにしたがって、低音楽器になっている」と説明されている。セクション内での並び方についても記述がそれぞれあり、金管楽器だけは音が高い順ではなく、「すぐ上の木管楽器と音色的によく溶け合い、それゆえに木管楽器と一緒に演奏することの多いホルンが一番上」であると書かれている。そのほか、編入楽器や独奏楽器などがある場合も紹介されている。また、「第3部スコアを読んでみよう」では、「楽器の各国語表示一覧」も載っており、略語も含めて楽器名が表になっている。
③『いちばん親切な楽譜の読み方』には、「第1章音の高さ・長さを読む」という項があり、「楽譜の種類」として「オーケストラのスコア」の中で「オーケストラの楽譜は、上から順に、木管楽器、金管楽器、打楽器その他の編入楽器や合唱、弦楽器の順で書かれることが一般的です」と説明されている。また、「各グループ内は、高い音が鳴る楽器の順で書かれます」とも書かれており、楽譜を示して説明されている。「吹奏楽のスコア」についても言及されており、「吹奏楽の楽譜もオーケストラの楽譜と同様、上から順に、木管楽器、金管楽器、打楽器の順で並ぶのが一般的」と説明しているが、「吹奏楽はオーケストラに比べて歴史が新しいため、作曲家によって楽譜の書き方がさまざまあります」とも書かれている。
④『大人のスコア・リーディング入門』には「スコアを読む前に」という項があり、「スコアのみかたの基本」に、実際の楽譜を示しながら「上からこの順にかかれます」として、木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器の順番でグループ内の楽器名がそれぞれ記述されており、「楽器群の中の個々の楽器は、音域が高い楽器ほど上にかかれます」とも説明されている。また、「各国語による楽器名」として、略語も含めて一覧表が記載されている。
⑤『これでわかる!はじめての楽譜の読み方』には「第10章楽器と楽譜」という項があり、「総譜(スコア)」において「スコアでの楽器は上から木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器の順です。そして同じ楽器群の中では音の高い楽器が上に置かれます」と記述されている。
⑥『スコア・リーディングを始める前に』の「第1章木管楽器」、「第2章金管楽器」、「第3章弦楽器」にそれぞれある「総論」では、セクション内での順番について記述されているが、オーケストラ全体における順番についての記述はない。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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