回答内容

①『漁師が教えるシカ・イノシシ利用大全』では、「朴葉味噌焼き」の項目の中で、「朴葉焼き」について、「元は岐阜県北部高山地方周辺の郷土料理である。」、「朴葉焼きは野菜やキノコを朴葉に包んで味噌焼きにする。朴葉には独特の香りと殺菌作用があり、味わい深くおいしい。朴葉に包んで蒸し上げたおこわはかなり長く保存することができる。」と記載がある。

②『日本国語大辞典　第12巻　第2版』では、「朴葉」の「朴」について、「植物「ほおのき（朴木）」の異名。」と記載がある。

③『樹皮・葉でわかる樹木図鑑』の中に、「ホオノキ（朴の木）」の全体の写真、葉と樹皮の写真がある。ホオノキは、「高さ30ｍになる落葉高木。幹の直径は1ｍを超えるものもある。北海道、本州、四国、九州に分布する。丘陵や山地に自生し、庭木や街路樹として植栽されることもある。材は狂いが少なく、家具や細工物、下駄や版木などに使われる。朴葉と呼ばれる葉は、かつて食物を包んだり盛ったりするために利用されていた。」、「葉は単葉で互生し、枝先に集まってつく。葉身は倒卵形または倒卵状長楕円形で、長さ20～40ｃｍ、幅10～25ｃｍと大型。」と記述されている。

④『樹木の葉 増補改訂』の中に「ホオノキ」の葉のカラー写真があり、「単葉としては日本産樹木最大級の葉で、葉身長は普通30ｃｍ以上。」と記述されている。

⑤『都市の樹木433』の中に「ホオノキ」の葉と花のカラー写真があり、「葉は、単葉の被子植物木本類ではキリとならび本土最大。これにはモクレン科の甘い芳香があり、葉柄を噛むとショウガのようなさわやかな辛みがあって虫がつきにくく、落葉は新しい家具のような香りがある。」と記述されている。

⑥『知っておきたい100の木』の中に「ホオノキ」の樹木、樹皮、花のカラー写真があり、「ホオノキの葉は、さわやかな香りがあり、殺菌力もあるので、『朴葉すし』『朴葉にぎり』などに使われる。特に、岐阜県高山地方の『朴葉味噌』が有名。」と記述されている。

⑦『葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑』の中に「ホオノキ」の葉、樹形、花のカラー写真があり、「葉の大きさは30～40ｃｍもあり、単葉では国内最大級である、大きな葉は料理を盛ったり、包んだりするのに好適で、燃えにくく、良い風味もつくので、朴葉味噌、朴葉包み焼き、朴葉餅など食の分野で活用されている。葉で食べ物を『包む』木なのが和名の由来である。」と記述されている。

⑧『見わけがすぐつく樹木図鑑』の中に「ホオノキ」の葉と花のカラー写真があり、「火に強く、香りがよく、抗菌作用のある葉は、古くから、食べ物を盛ったり、包んだりするのに使われてきた。葉に味噌をのせ、炭火で焼きながら食べる朴葉味噌は岐阜高山の郷土料理として有名。」と記述されている。

⑨『日本有用樹木誌 第2版』の中に、「ホオノキ」の材面、花、葉、鱒の朴葉包み焼きのカラー写真があり、朴葉のさわやかな香りが食欲を増加させる効果が記述されている。

⑩『葉っぱで調べる身近な樹木図鑑 増補改訂版』の中に、「ホオノキ」の葉の50％の大きさのカラー写真があり、朴葉にはほのかな香りがあり、食べ物を腐りにくくする効果があると記述されている。

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