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そろばんの歴史
質問内容
回答内容
①『ゾクゾク「モノ」の歴史事典7』の「そろばん」の項に、「文禄元年(1592)現在日本にのこっている、もっとも古いそろばんは、前田利家が文禄の役のときに、九州の肥前名護屋でつかったとされる『陣中そろばん』である。」とあり、さらに「おなじころえがかれた狩野吉信の『職人尽絵』には、両替屋の主人らしい人がほおづえをつきながら、中国ふうの大きなそろばんをはじいているすがたがある。中国から、いつごろ日本にそろばんが伝わったか、はっきりしないが、おそらく、室町時代にはもうひろまっていたと思われる。最初は貴族・僧侶・武士などがつかっていたが、寺子屋でも教えるところがでてきたりして、一般にひろまった。」と記載されている。
②『辞書びきえほんもののはじまり』の「そろばん」の項に、「日本ではじめて」とあり、「約500年前の室町時代のおわりごろ、明(今の中国)から、5の玉が2個・1の玉が5個のそろばんがつたわりました。それがひろくつかわれるようになり、やがて日本独自の『和算』という数学が発達します。」と記載されている。
③『日本はじめて図鑑』の「そろばん」の項に、「そろばんは、室町時代に中国から伝わったといわれています。現在日本にのこっているいちばん古いそろばんは、安土桃山時代のもの。」と記載されており、日本にのこっているそろばんの中で一番古いものとされるそろばんがカラー写真で掲載されている。
④『まるごとわかる「モノ」のはじまり百科3』の「電卓・レジスター」の項に、「日本にそろばんが伝わったのは1570年ごろといわれ、以来、それは商業になくてはならないものとなりました。」とある。また、計算機に関する年表の中にも「1570年ごろ 中国からそろばんが伝わる」、「1592年 前田利家が『陣中そろばん』を使う」とある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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