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特急「あさかぜ」の車両編成

質問内容

特急列車「あさかぜ」の運行開始当時の車両編成や、車内の様子が分かる資料はないか

回答内容

①『時代を駆けた名列車』 では、「あさかぜ」について、「東海道本線の全線電化が完成した昭和31年(1956)11月19日、東京~博多間に新たな特急が設定された。それが『あさかぜ』だった」と説明されており、「本格的な夜行九州特急」として紹介されている。「当初の『あさかぜ』は一般型客車と10系客車の混結で運転された」、「夜行特急らしく、3月に復活した3等寝台車(ハネ)のナハネ10形も連結されていたが、3等座席車(ハザ)はスハニ32形やオハニ36形、ナハ・ナハフ10形といったボックスシート車で、当時の急行並でしかなかった」、「昭和32年3月9日からは、ロネやロを東京寄りから博多寄りに移したうえで、広島回転のハネとハザを一両ずつ増結」など、車両編成に関する記述があり、あわせて「昭和31年11月19日」、「昭和32年3月~」、「昭和32年10月~」の車両編成の図も掲載されている。

②『ブルートレイン大全』にも、1956年11月、1957年3月、1957年10月の「あさかぜ」の車両編成の図が記載されている。また当時使用されていた車両について、「三等寝台車と三等座座席車を除く五両は、他の列車から調達した中古車。特に編成の両端に付くマロネフ29とスハネ32は戦前製で、車内設備も特急どころか急行用としても疑問符が付くような車両だった。当然、照明入りのテールサインがないと“特急”とは思えないような列車だった」と説明されている。また、1958年8月当時の「あさかぜ」の外観のほか、構成車両の内装などが分かる写真も掲載されている。

③『〈図説〉夜行列車・ブルートレイン全史』では、「あさかぜ」の運行開始当初の運転時刻や、車両の等級について説明されている。また車両の外観の写真も掲載されている。

④『寝台列車の図鑑』 では、「あさかぜ」の運行開始当初の車両編成や車内の様子について限定した記載はないが、1956年11月19日の運行開始から2005年3月1日の運行終了までの歴史の一覧が掲載されている。また、食堂車の内装の写真もある。

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特急「あさかぜ」の車両編成

(トッキュウアサカゼノシャリョウヘンセイ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
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①佐藤正樹『時代を駆けた名列車』 交通新聞社,2015,327p. 参照はp.59-62.
②寺本光照『ブルートレイン大全』 洋泉社,2012,175p. 参照はp.67-105.
③『〈図説〉夜行列車・ブルートレイン全史』 学習研究社,2005,178p. 参照はp.44-50.
④栗原景『寝台列車の図鑑』 KADOKAWA,2015,191p. 参照はp.56-61.

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686:鉄道

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