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重要文化財の空也上人像
質問内容
回答内容
①『日本美術作品レファレンス事典 彫刻篇』の「作品名索引」を確認すると、「空也上人像」は「転法輪寺」所蔵の1体、「空也上人(立)像」は「月輪寺」、「荘厳寺」、「浄土寺」、「六波羅蜜寺」所蔵の4体が記載されている。それぞれのページを参照したところ、「重要文化財」と記載されているのは「空也上人(立)像」の4体である。また、4体全ての図版が採録されているのは以下の資料②③である。
②『国宝・重要文化財大全 4 彫刻 下巻』の「図版」の「神像/肖像/狛犬ほか/厨子・須弥壇ほか/板堀・仏龕/仮面」には「肖像」の項があり、重要文化財「空也上人像」4体全ての図版が白黒で掲載されている。そのうち、口から出ている線が2本に分かれている像は「月輪寺」所蔵のものであると確認できる。
③『重要文化財 5 彫刻 5』の「図版 木造Ⅴ」には「肖像」の項があり、資料②と同様に「空也上人像」4体全ての図版が白黒で掲載されている。そのうち、口から出ている線が2本に分かれている像は「月輪寺」所蔵のものであると確認できる。
④『仏像集成 3』には「京都市」の項があり、その中の「右京区」に「空也上人立像 月輪寺」として白黒の図版が掲載されている。
⑤『Discover Japan』2013年10月号には「みうらじゅんさんがいま注目する京都上人像巡り」という記事が掲載されており、「月輪寺」の情報とともに「空也上人立像」のカラー写真が掲載されている。また、「口元から吐き出された阿弥陀仏の小像は念仏を視覚化した表現」、「こちらの像は2本出てる」と記述がある。
⑥『国指定文化財等データベース』で、「空也」の名称と「国宝・重要文化財(美術工芸品)」の分類を指定して検索すると、彫刻作品では資料①と同様の4つのデータが参照できる。写真の掲載はなし。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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