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ケニアのマサイ族の首飾り(マシパイ)
質問内容
回答内容
①『世界の衣装をたずねて』の「サバンナに生きる人々」で、ケニアのマサイ族の衣装について触れられている。その中で「私の目的は、マサイ族のビーズの首飾り。マサイの人たちが「マシパイ」と呼ぶものだ。」と記されており、マシパイを身に着けたマサイ族のカラー写真が掲載されている。また、割礼の儀式の時に母親が首にかけるマシパイについて「黒地のビーズに白い小粒の子安貝を連ねてあり、黒い円の中に3本の白い貝の列が並んだもの」と記した後、「儀式用のマシパイを「マンゲッタ」と呼ぶのだそうだ。」と記している。マンゲッタについても、カラー写真が掲載されている。さらに、「現在でも伝統的なマシパイは、基本的なところは大きくくずれてはいない。赤は血をあらわし、白は牛乳、青は空の意味を持つ。」と記されている。
②『アジア・中近東・アフリカの民族衣装』では、ケニアのマサイ族の衣装が紹介されており、その中で「手先が器用で装飾品作りを得意とするケニアの民族は、アラブやヨーロッパから発展したビーズを使って様々な装飾品を作り、独自の文化として浸透させていった。中でもマシパイと呼ばれるビーズの首飾りはケニアの民族の中で多く見られ、そのデザインは部族によって異なる。」と記されている。また、マシパイを身に着けたマサイ族のカラー写真も掲載されている。
③『世界の民族衣装文化図鑑 2』の「10 アフリカ」でマサイ族の衣装が紹介されており、マサイの若い女性は髪を短く切るか、きれいに剃り落とすことに触れた後、「そんな女性の頭には、平たい多彩色のビーズでつくった襟飾りと、首から胸の下まで伸びるビーズの宝飾品がよく映える」と記されている。また、襟飾りを着けたマサイ族の写真や、平たい襟状の首飾りのカラー写真も掲載されている。
④『世界の民族衣装図鑑』の「第2章 各国の民族衣装」ではケニアの民族衣装が紹介されており、「首飾り」の解説として「ケニアでは19世紀後期にはオランダやチェコ製のビーズが持ち込まれ、(中略)近年ではプラスチック・ビーズも多く、ビーズの配色やデザインは、支族、身分などによっても異なります。」と記されている。また、円形の首飾りのカラー写真も掲載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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