回答内容

①1978年6月27日の『山陽新聞』では「アーケード新装　さて客足は？　岡山・表町商店街」の見出しで、「岡山市表町商店街が、ことし初めから進めていたアーケードの新築とカラー舗装が完成、七月一日、完工式をする。(中略)ところどころに古典的花模様の「バラの窓」とギリシャ神話聖ギオルギウスに題をとった二種類のステンドグラス計四十一枚をはめ込み、アーケードの柱も青銅色でまとめている。」と書かれている。

②1978年7月2日の『山陽新聞』では「にぎやかに土曜夜市　岡山・表町商店街　アーケード完成も祝う」の見出しで、「一日夕から岡山市・表町商店街（約四百店）名物の土曜夜市が始まった。同商店街はアーケードを新装、(中略）同日朝完工式をしたばかり。」とあり、「今年一月、総工費約六億六千万円で着工。延長約五百メートルのアーケードの屋根には西洋調のステンドグラスを採用、（中略）さらに表町一～三丁目の約一キロをモダンなれんがタイルを敷きつめた」と書かれている。

③1978年5月17日の『山陽新聞』には「あざやか幾何模様　表町商店街　一枚々々丹念に　路面カラー舗装始まる」の見出しで、「表町商店街でアーケード設置工事に続き路面のカラー舗装工事が始まった。（中略）クラシック調のアーケードのステンドグラスから差し込む明るい光に二色のタイルのコントラストが浮かび上がり（中略）六月三十日完成に向け着々と進んでいる」と書かれている。

④『岡山表町繁盛記』では、青年部の座談会（「表町をこんな町に…」）の中で、出席者が「昨年アーケード・カラー舗装を(昭和５３年)やったんですが、」と発言している。また、巻頭に「おしゃれなステンドグラス　花模様の『バラの窓』(上)、ギリシャ神話の『聖ギオルギウス』(下)」とあり、二種類のステンドグラスが写真つきで紹介されているが、いつからあるのかについての記述はない。

⑤『岡山表町商店街物語』では、「表町アーケード全面更新　昭和53年（1978）」の見出しがあり、「昭和48年（1973）の岡山高島屋と昭和49年（1974）岡山一番街の開業により、岡山駅前に客を奪われた表町は衰退を始め、その危機感から昭和53年（1978）に表町はアーケードを全面更新した。」とあるが、ステンドグラスについては書かれていない。

⑥『岡山表町飛翔記』では、巻末に年表があり、「昭和五十三年　表町の大改装完成、近代化に踏み出す。」とあるが、ステンドグラスには触れていない。

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