かいとうないよう

販売経費が湯水のように使える企業はありません。大多数の場合、少ない販売経費で成果を上げなければなりません。しかし、目に見える効果を得るには一定の物量、つまり投資が必要です。一般に効果は少ない投入ではほとんど効果を現さず、ある一定の投下量を越えたときに、急速に効果を現し始めます。中途半端な投資では、明確な効果が得られないと言うことでしょう。少ない販売経費で短期間に効果を上げようと思えば、次の点に注意を払う必要があります。　　１．販売促進の場を絞り込む 　　予算が少ないのに問題が多い、そこであれにもこれにもと予算を分割していく、するとどの施策にも効果を現すだけの予算投下が出来なくなります。少ない予算で戦うには、決定的な地点に兵力を集中しなければなりません。 　　２．顧客接点を充実させる 　　抜本的な問題解決には、多くの場合長い時間と費用もかかります。少ない予算では抜本的な問題解決に取り掛かるべきではないでしょう。原点に立ち返って、まず足場を固めるべきです。つまり顧客接点への予算を充実させると考えるべきです。

かいとうかん・かいとうだんたい

岡山県産業振興財団