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社員にコスト意識がなく、経費が増え続けています。

しつもんないよう

売上が厳しい状況下であるため、コストダウンに取り組んでいますが、社員にコスト意識がありません。気付くことをその都度指摘しても、その時だけ対応するに留まっています。

かいとうないよう

コストダウンについての取り組みをどのように社員に示しているかを再確認してみてはいかがでしょうか。  コスト削減は、小売業を例にしますと、①組織や人の生産性に関する事項、②立地や建物に関する事項、③店舗施設や店舗運営に関する事項、④商品の受発注や物流に関する事項、⑤商品・品揃え・在庫管理に関する事項、⑥事務消耗品等諸費用に関する事項…というように会社全体の視点で何をどのようなステップで取り組むのかを明確にすることが必要です。  取り組みの視点やステップは業種業態や組織の状態によって異なると思いますが、一番安易にすぐ実行できる⑥事務消耗品等諸費用に関する事項だけが社員に示されて推進されると、会社としての活動ではなく、社員にだけ活動を強いるような印象を与えてしまいます。また、自部門だけのコスト削減を進めると他の関連部門の効率が逆に落ちてしまい、全社的に見ればコストアップというような状況になりかねません。また、コスト削減だからといって有害な物質を処理しないで廃棄するようなことは、社会的に許されませんし、環境破壊の責任等で逆に責任を問われ、最終的にコストが大幅にかかってしまうという事態を招きます。  対応としては、当社のコストダウンについての全体としての方針と取り組みの計画を体系的に組み立てることが大切です。そして、コストダウンを今までの仕事のやり方を変えていくというプロセスを通じての自己の能力開発・向上という視点で、職場での取り組みをリーダーが社員をサポートするように薦めてみると、社員の皆さんの意識に“気付き”が生まれてきます。

かいとうかん・かいとうだんたい

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社員にコスト意識がなく、経費が増え続けています。

(シャインニコストイシキガナク ケイヒガフエツズケテイマス)

かいとうしたとしょかんまたはだんたい
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じょうほうげん(かいとう)
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336:経営管理

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