かいとうないよう
採用試験(筆記試験)には、学力検査、適性検査の2種類があります。学力検査の問題を自社で作成するのは大変です。書店へ行くと、就職試験の受験対策本が沢山出ていますので、これを買ってきて、この中から適当な問題を選んで使えば良いでしょう。また、高等学校入学試験の過去問題集などにも良い問題があります。国語、数学、英語などの科目で、なるべく基礎的な理解力を問う問題を選んでください。 適性検査としては、YG検査やクレペリン検査、SPIなどが有名です。YG検査とクレペリン検査は日本心理テスト研究所が、SPIは人事測定研究所が扱っています。今までこのような適性検査を使ったことがなければ、まず現在の在籍者に適性検査をしてその結果と本人の人柄の相関関係を見ておき、改めて採用予定者に同じ適性検査をすると、その採用予定者の人柄がよくわかります。 但し、学力検査や適性検査の結果は、採否を検討する上での、ひとつの参考資料として考えてください。たった1回の検査で人間の適性や能力が全部わかるものでもありませんし、最近の若者は「対策本」や「面接の達人」などの知識でしっかり武装してきています。 過去の経験では、「正しい採用判断ができた」と企業さんが喜んでおられる採用試験の方法は、「夏休みにアルバイトにこさせて、その働きぶりを増員予定部署の管理職が評価する」という単純なものでした。最近、インターンシップなども流行っているようですから、そのような方法で学生を受け入れて評価するのも良いでしょう。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県産業振興財団