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昇進昇格の基準を作りたいのですが、注意点は?【経営関連FAQ0502】

しつもんないよう

当社は、10年前に職能資格等級制度を導入しましたが、その後の運用が年功序列的であったため、結果的にあまり能力による差がついていません。  そこで、今回、昇進昇格の基準を定めて、より能力重視の制度にしたいと考えています。昇進昇格の基準を作るに当ってはどんな点に注意すべきでしょうか?

かいとうないよう

折角の職能資格等級制度も、運用の方法によってはかなり年功序列的になってしまいます。そこで、職能資格制度の運用面での注意事項をご紹介します。  まず、昇進と昇格は、区別して考えましょう。昇進とは上の職位につかせることを、昇格とは上の資格等級を与えることを意味します。昇進の基準では、職能資格等級と職位(いわゆる肩書き)を分離することが大切です。そのために、ある等級に対応する職位に幅を持たせた、等級と職位の対応表を作ります。例えば、「4級職は主任から課長まで」、「5級職は係長から部長まで」というやりかたです。こうすると、昇進の対象者の幅を広げることができ、人事異動の際に柔軟な対応が可能となります。  次に、昇格では、必要条件と十分条件を分離することが大切です。必要条件とは、これを満足していないと昇格審査の対象にならないという条件です。標準滞留年数や通信教育の修了など、いわゆる足切りの条件です。十分条件とは、これを満足すれば昇格できるという条件で、論文審査や役員面接を行います。  自動昇格(一定の年数が経つと自動的に昇格させる)などの規程があれば、それを外してください。多くの企業では、この自動昇格が年功序列的な運用の原因になっているようです。

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336:経営管理

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