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建設業ですが、下請工事を積極受注するか、リストラして元請工事中心にするか?【経営関連FAQ0803】

しつもんないよう

土木工事に於いて“経営事項審査”で“A”クラスの会社ですが、公共工事の減少により“A”クラスの維持も困難となっている。今迄工事高維持の為、下請け工事も積極的に受注してきたが、採算性が悪く収益性は悪くなる一方です。“B”クラスを覚悟し、リストラを行い元請工事中心の経営に転換すべきかどうか迷っています。

かいとうないよう

公共工事は今後減る事はあっても増える事はありません。入札価格は年々低下し工事採算性は悪くなる。又競争の激化により所謂“たたきあい”が発生し受注単価は低下する。この様な大激変の真っ只中にあって、従来の延長線上にある考え方(発注者-大手ゼネコン-サブコン-地方建設業者と言うピラミット型の構造)から脱皮しない限りこのジレンマは続きます。地方の土木建設業は将来、工事の企画提案の出来るノウハウを持つ①企画提案型か、高度に専門化された施工能力を有する②専門施工業者を目指すかの2つに集約されて行くでしょう。自社の持っているノウハウを分析し、どちらで勝負すべきか検討し決断をしなければなりません。仮に専門施工業者の道を選択したならば、徹底して施工能力の向上に努めなければなりません。徹底したコストダウン、段取り技術の向上、施工技術の改善、により、下請工事でも採算のとれる企業体質に改革する必要があります。そして元請工事へのこだわりを捨てる事です。公共工事の受注は好むと好まざるとに拘わらず、談合が避けて通れないのが現状です。これにあまり深入りしない事です。専門施工業者になる為には“人質”の一新をしなければなりません。企業活動に明確な活動方針があり、これに沿って全ての従業員が知識、技能、資質の向上を図る必要があります。従業員全員の切磋琢磨によって、“人質”の一新という経営方針の徹底を図って下さい。そうすれば自然に淘汰され、競争力のある企業体質が出来てきます。

かいとうかん・かいとうだんたい

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建設業ですが、下請工事を積極受注するか、リストラして元請工事中心にするか?【経営関連FAQ0803】

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336:経営管理

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