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一酸化炭素中毒の症状について
しつもんないよう
かいとうないよう
資料①には、「気中濃度(PPm)×暴露時間(h)が300より小さいときは影響は少ない。それ以上1500になるまで徐々に影響が大きくなり、1500で致死量に達する。一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)10%以下では臨床症状はない。20~40%で、頭が重くなり、皮膚血管が拡張する。頭痛、めまいがひどくなり、倦怠感を覚え、嘔吐、脱力し、視力障害も。40~60%ではさらに呼吸促進、頻脈になり昏睡、痙攣をおこす。時に死亡。60~70%以上になると呼吸が微弱になり停止。死亡。」との記述がる。
資料②には、急性一酸化炭素中毒の症状として「COHbが10%以上になると、頭痛、眩暈、倦怠感、吐き気、集中力低下・混乱、息切れなど、非特異的症状が出現する。腹痛や筋肉の痙攣もある。頻脈、呼吸促迫(低酸素への代償による)、視力低下、痙攣、意識消失(神経細胞低酸素、脳血管拡張、浮腫による)、狭心症、肺浮腫、不整脈(低酸素、COのMb結合、Hbの酸素放出阻害による)、口唇鮮紅色(COHbの色)、チアノーゼ、汗腺のネクローシスもある。COHb50~60%では昏睡、呼吸抑制、低血圧もあり、60~70%以上で致死的となる。ただし、COHb濃度が必ずしも致死性の指標にならないことがある」との記述がある。
資料③~⑥にもそれぞれCOHb濃度別の一酸化炭素中毒の症状が表その他の形式で記述されている。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県立図書館
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