かいとうないよう
大学の先生との産学連携については、以前は知り合いの先生に依頼して、共同研究などを行うのが一般的でした。しかし、現在では各大学(国立大学も私立大学)とも産学連携の窓口を整備しています。まず相談事があればそこで相談されてはいかがでしょうか。通常窓口は「産学連携推進室」や「共同研究センター」などの名称になっていますが、分からなければ大学の広報室や総務部門に問い合わせてください。通常産学連携のスタートは、何か困りごとがあれば、教授等にそれの相談に応じてもらい、自社の状況を相手に知ってもらい、大学教授と気心が知れたら、次のステップに進むべきでしょう。次のステップはテーマを定めて指導してもらうことになりますが、通常この段階では有料となります。金額は数十万円から数百万円となり、テーマと期間により異なります。気心が知れた段階では金額についても相談しやすいものと思います。是非積極的に大学の知恵を活用してください。以上で基本的な事項は述べましたが、産学連携で最も重要なことは「企業」と「大学」が相互に協力して成果を上げることです。大学に依頼したので任せたままにしておくとか、先生に依頼したから良い方向に持っていってくれるだろうとか考えるのではなく、適宜情報交換を行い企業の考え方と、教授の考え方に差異がないかどうかの確認は必要です。また当然ですが打ち合わせについては議事録を作成して、内容確認をしてください。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県産業振興財団