かいとうないよう
報奨制度を実施するに当たって、大切なのは社員にとっても分かりやすい報奨制度であることです。そのため、報奨の決定基準を、社内で十分に検討されることは大切なことです。報奨の決定基準を決める場合は、①報奨の対象となる技術や製品、サービス、提案などの認定基準②報奨の選考基準の要素③報奨の選考基準の要素の具体的な内容④報奨の選考基準の要素ごとの評価段階基準⑤報奨の具体的な種類と内容⑥報奨の種類ごとの具体的な選考基準⑦報奨のランク付けの基準⑧報奨の授与、報奨金の支給の具体的な内容⑨報奨の選考機関(委員会)⑩報奨の最終決定機関(委員会や取締役会)ないし最終決定者、などを社内で十分に検討する必要があるでしょう。また、社内で検討する場合、どこが責任の事務局になるのか、どのようにして検討するのか、検討した結果はどのような手続きを経て経営トップに承認してもらうかなどをあらかじめ決めておくとよいでしょう。また、報奨の決定基準は明確であるべきです。社内で十分に検討したならば、報奨の決定基準として文書化して明確にすることが大切です。「売上げ」とか「利益」、「生産数量」や「歩留まり」などの数値基準によって報奨を決定できるように、できるだけ具体的な数値目標を設定することが必要です。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県産業振興財団