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見込生産における販売計画と適正在庫計画の考え方は?

しつもんないよう

在庫を悪と考え、最小化しようとする生産方式もあるが、受注実績・予測に基づく見込み生産方式で生産する以上、適正在庫は必要である。製品在庫の他に、原材料・部品等の資材や工程中の仕掛在庫も含めて、在庫の必要性や適正在庫・安全在庫などの基本的な考え方を聞きたい。

かいとうないよう

在庫は、製品、仕掛品、原材料・部品など利益を創り出す活動のために準備してあるものの、同時にお金がかかっている。製造現場に資材を提供する方法には、製造計画に対して手配する都度購買品と常備在庫品とがある。製品も同様に、受注決定のあと製造する受注生産と受注予想に基づく見込生産を行い在庫から出荷する方法がある。材料、仕掛品、製品を含めて、在庫の意義を明らかにするために、生産活動を物の流れから見ると、調達→材料在庫→作業→製品在庫→納品。つまり、生産活動は材料から製品への変化のプロセスであり、それぞれの段階で多少の在庫を持っている。これらの在庫品は生産の流れにおける停滞現象であり、適量の在庫を持つことにより、調達、作業、販売などの業務が合理化され、生産活動を円滑にするための、流れにおけるプールであり、クッションの役割を果たしている。在庫は生産期間に関係があり、相反する複雑な問題をはらんでいる。在庫は生産期間を短縮させる場合と逆に延長させる場合とがある。a)仕掛品や部品のような在庫は、以下の調達や加工に要する期間が不要になるために、それだけ生産期間が短縮される。①材料在庫により調達期間が省かれる、②部品や半製品の在庫により、それまでの加工期間が省かれる、③製品の在庫により全生産期間が省かれる。そのために使用頻度の高い材料や部品を常備在庫にする。ただし、在庫は生産期間の短縮に役立つが、過大な在庫には費用がかかるので在庫管理を適正化しなければならない。b)工程中の仕掛品は停滞工程に相当するので、その量に相当する期間だけ加工期間が長引く。工程数が増加すると、各工程の停滞が加算される。適当な仕掛量は避けられないが、適正量に維持するために工程管理の強化が必要である。各工程の生産期間は停滞期間と正味の加工期間との合計であるから、その点を考慮して日程計画を決めることになる。

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