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生産性向上の対策として、稼働率向上のための停止理由ごとの対策は?

しつもんないよう

生産性向上に取り組んでいますが、設備稼働率が低く、その主要な原因として、設備の休止が多いことが問題となり、稼働率の実態調査をしたところ、さまざまな停止理由が判明しました。停止理由ごとの対策方法の要点について教えて下さい。

かいとうないよう

計画的な休止を除く休止時間あるいは停止時間について、その理由・原因を分析・検討する事が改善活動の対象となるものである。先ず一定期間(3ケ月・6ケ月とか又は1年間)にわたりどのような理由により、どの程度の時間停止したのかに関するデータを採取する事から始める。停止の理由とその対策は、業種・製造品目・設備の種類により千差万別であるが、一般的なものは、次に列記するようなものであろう。①設備、機械の故障は、一定期間にわたり、故障の統計データをとり、重要なものから改造・定期点検を行う。②設備、機械の調整は、調整作業の標準化、適切な治具・工具の製作を行う。③交換部品の取替(段取り替えを含む)は、事前に稼働している機械に無関係にセットできる部分があれば、外段取りで出来るだけセットしておく。④消耗部品の取替は、定期的な取替えを検討する。⑤加工の終わった中間製品の検査は、銘柄変更時の調整作業の標準化と調整部分の可測(計測)化を行う。⑥中間製品の運搬は、一連の作業について工程分析を行い、合理化を検討する。⑦前工程からの原材料あるいは中間製品の未着(いわゆる手待ち)は、前項に同じ。⑧前工程からの原材料あるいは中間製品の仕様の間違いは、誤解を招かないような作業指示書の様式の改訂を行う。⑨特に機械加工の場合、被加工物のセットは、作業手順の見直しと、治具・工具の利用ならびに機械の改造を検討する。⑩製造計画(日程計画の不備)は、製造計画(日程計画)の作成の手順、方式の再検討を行う。⑪製造指示の不徹底は、作業指示書の見直しを行う。⑫特に機械加工の場合、バイトの研磨あるいはバイトの材質・仕様の再検討を行う。⑬設備、機械の油漏れは、機械の点検作業・方法・箇所の再検討及びその徹底を行う。

かいとうかん・かいとうだんたい

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