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資金繰りで悩んでいます。これを上手にしたいがそのコツは?

しつもんないよう

20名の製造業ですが、資金繰りがうまく行かずに、資金切れ間際になって、慌てている状態です。銀行に迷惑をかけたり、その対策に走り回り、肝心の仕事が遅れるようなことが起こります。上手な資金繰り方法を教えてください。

かいとうないよう

資金繰りは経営者の悩みですが、資金繰り表を作ってやりくりし、資金がショートしそうになれば銀行から借りてくればよいといった単純なものでなく、経営活動の本質に関わるものであると理解しなければなりません。従って、貸借対照表、利益計算書の内容の改善が重要で、経営そのものになります。しかし、直接関係のある身近な問題としては、資金管理をどのように行うかです。資金が不足する原因を見ますと、①利益の減少。原因は売上の減少、コストの増加です。②売上債権の増加。原因は売掛金、受取手形の増加です。③在庫の増加。原因は製品・商品の増加、材料・仕掛品の増加です。④その他流動資産の増加。原因は仮払い金、前払い金、立替金、貸付金の増加です。⑤仕入債務の減少。原因は買掛金の減少、支払手形の減少です。⑥その他流動負債の減少。原因は預り金の、前受け金、仮受け金の減少です。これらをよく認識しておく必要があります。資金管理を上手にやるには、資金表を作成し、これをうまく活用することが必要です。資金表には、資金繰り表(日繰り表、月次資金繰り表、中長期資金計画表)、資金移動表、資金運用表、キャッシュフロー計算書があります。資金表は、いずれも予定資金表、実績資金表があります。資金繰り表は、資金の過不足がわかり、必須のものです。資金移動・運用表は、資金の過不足の原因を知ることができ必要に応じて作ります。キャッシュフロー計算書は、キャッシュフロー経営に必要ですし、資金の過不足の原因がわかるので、できるだけ作成すべきものです。資金繰り表は、4区分、6区分、3部制のものがありますが、自社に合った使いやすいものを選ぶことが必要です。使うに当っては、精度を高め、予定資金繰り表と実績資金繰り表を対比して、その差異を検出し、原因を調べると共に、適切な対策を立て次ぎに活かすことが大切です。

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