かいとうないよう
現状で納期遅れが発生している。更に増えていきそうな傾向にあり、放置していては事態はますます悪化していくという状態にあるということですね。対策を立てる前提として、先ずは自社工場の生産能力を正確に把握することが必要です。現在起こっている納期遅れが、生産能力を超えた受注量(一時的に超えているだけか、これからも超えたままの状態が続くのか)にあるなら、今後の受注量の見直しか、生産能力向上のための方策をうたなければいけなくなるからです。その上で現状の納期遅れの分析を行い、納期遅れの原因を探し、対策を立てるというのが筋道だと考えます。また工程管理の確実化はもちろんですが、発注企業の担当者とのコミュニケーションをとることが重要です。納期遅れ品についての、後工程の状況や出荷状況について聞くことや、自社の生産の現状説明を行った上で、確実な納期をお互いで決定することが必要です。納期遅れの内容によっては、長期間で解決しなければならないものもあることを認識することも必要です。このためには、社内的には、納期意識を向上させること、受注変動に対応できる小回りのきく生産体制の確立が重要です。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県産業振興財団