かいとうないよう
コミュニケーション・スキル特に傾聴のスキルとして、普及しつつあるコーチングに関してかなりこのFQAにも記載されていますので、NLP(Neuro-Linguistic Programmingの略で、神経言語プログラミングとほぼそのまま訳されている)について少し載せます。現代の3人の卓越した心理療法家、M.エリクソン、V.サティア、F.パールズの心理療法の技法を体系化して行く中でまとめられていった技法であり、1970年代のアメリカで誕生した心理療法理論でもあります。言語学者ション・グリンダーと心理学者リチャード・バンドラーによって開発されました。コーチングとNLPについてはロバート・ディルツの“From Coach to Awakener”という本を読むと明らかになります。1980年頃から会社や組織を対象に従来の企業研修に加えて企画コーチング、状況コーチング、転職コーチングなどが行われるようになったそうです。その方法としてNLPが極めて有効なツールとして活用されているのです。ディルツさんはコーチングを狭い意味の(例えば運動選手の特定の技能をコーチする)コーチングと広い意味の「人生コーチング」と分けて説明しています。コーチングは「何」をどうするかに関係し、モデリングは「如何に」行うかに関しているそうです。「何」と「如何に」のループが大切なのです。人を援助する人たち(カウンセラーなど)の世界でもあえてNLPを名乗らずにNLPを取り入れている人はたくさんいます。NLPは人類の財産ですから誰でも(なるべく大勢の人が)使って欲しいと思います。この文面の一部を引用させて頂いた、橋本敦生訳「NLPのすすめ」ジョセフ・オコーナー、ジョン・セオモア共著 チーム医療発行を紹介しておきます。コミュニケーションは、誰にでもある苦手意識の克服であり、「苦手意識は捨てられる」梅本和比己著 中経出版でも、NLPのスキルについて平易な表現で出版されています。ほんとの意味での目標管理と言えるでしょう。(ISO9001審査員補/ISO14001審査員補)
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県産業振興財団