デジタルおかやまだいひゃっか | おかやまけんりつとしょかん

レファレンスデータベース > 理気二元論について

理気二元論について

しつもんないよう

「理気二元論」について書かれた資料を紹介してほしい。

かいとうないよう

『岩波哲学・思想事典』の“理気論”をみると、「北宋の程伊川(程頤)を経て、後に朱熹(朱子)によって集大成された理論体系。「理」と「気」の二概念により、世界と存在、人間のありようのすべてを統一的に説明しようとするもので、朱子学の世界観の根幹を成す。」とあり、詳しい説明が続く。文末の文献や、“朱子学”の資料を検索し、当館所蔵の次の資料を紹介した。
①『中国思想史 下』では、程頤の生涯と思想についての概略がある。朱熹については、略伝と“思想形成の歩み”、著述や弟子などの大まかな説明はあるが、理気論の説明はない。
②『朱子学入門 朱子学大系第1巻』には、“朱子の思想学問”の章で「朱子の宇宙論」として、理気論の解説がある。
③『朱子の自然学』では、終章“自然学から人間学へ”で、『朱子語類』の中でどのように理気概念を論じているか解説してある。
④『『朱子語類』訳注巻1~3』では、巻一、巻二の「理気上 大極天地上」「理気下 天地下」の現代語訳と注釈がある。
他に⑤~⑦を紹介した。

かいとうかん・かいとうだんたい

岡山県立図書館

カテゴリじょうほう

カテゴリじょうほうレファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンスじれい
タイトル
レファレンスじれい
タイトル

理気二元論について

(リキニゲンロンニツイテ)

かいとうしたとしょかんまたはだんたい
かいとうしたとしょかんまたはだんたい

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

じょうほうげん(かいとう)
じょうほうげん(かいとう)

広松渉[ほか]編集『岩波哲学・思想事典』 岩波書店,1998,1929p. 参照はp.1669-1670.
①日原利国編『中国思想史 下』 ぺりかん社,1987,473,Ⅷp. 参照はp.75-86,109-121.
②『朱子学入門 朱子学大系 第1巻』 明徳出版社,1974,575p. 参照はp.531-554.
③山田慶児『朱子の自然学』 岩波書店,1978,475p. 参照はp.413-472.
④溝口雄三監修『『朱子語類』訳注 巻一~三』 汲古書院,2007,387p. 参照はp.3-254.
⑤吾妻重二『朱子学の新研究』 創文社,2004,553,52p. 参照はp.198-242.
⑥垣内景子『「心」と「理」をめぐる朱熹思想構造の研究』 汲古書院,2005,5,259p. 参照はp.89-212,216-219.
⑦市來津由彦『朱熹門人集団形成の研究』 創文社,2002,527,33p. 参照はp.453-482.

NDCぶんるい
NDCぶんるい

122:中国思想.中国哲学

そのほかのメタデータをひらく
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp_c/id/ref/M2012030416443211949