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理気二元論について
しつもんないよう
かいとうないよう
『岩波哲学・思想事典』の“理気論”をみると、「北宋の程伊川(程頤)を経て、後に朱熹(朱子)によって集大成された理論体系。「理」と「気」の二概念により、世界と存在、人間のありようのすべてを統一的に説明しようとするもので、朱子学の世界観の根幹を成す。」とあり、詳しい説明が続く。文末の文献や、“朱子学”の資料を検索し、当館所蔵の次の資料を紹介した。
①『中国思想史 下』では、程頤の生涯と思想についての概略がある。朱熹については、略伝と“思想形成の歩み”、著述や弟子などの大まかな説明はあるが、理気論の説明はない。
②『朱子学入門 朱子学大系第1巻』には、“朱子の思想学問”の章で「朱子の宇宙論」として、理気論の解説がある。
③『朱子の自然学』では、終章“自然学から人間学へ”で、『朱子語類』の中でどのように理気概念を論じているか解説してある。
④『『朱子語類』訳注巻1~3』では、巻一、巻二の「理気上 大極天地上」「理気下 天地下」の現代語訳と注釈がある。
他に⑤~⑦を紹介した。
かいとうかん・かいとうだんたい
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