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岡山産業文化大博覧会について
しつもんないよう
かいとうないよう
①『岡山県庁舎建設誌』には、「新庁舎竣工記念博覧会の開催」と題して、「新庁舎の完成を翌年にひかえた昭和三十一年正月四日の御用始めにあたり、三木行治知事は、新庁舎の竣工を記念して、新庁舎を会場として博覧会を開催することを発表した。『この博覧会は、新庁舎の使用を始める前に、県民の家である新庁舎を、県民の皆さんにみてもらおう、その景物として博覧会を開く。博覧会の内容は、原子力の平和利用、オートメーション、石油化学の三つを主テーマにする』という三木知事のヒューマニズムと科学性のあらわれた発想に基づくものであった。また、一面では、大規模な建築物をそのまま博覧会場として使用することは、普通行われる博覧会が仮設建物に莫大な経費を要することに比して、経費のうえからも非常に有利であるという一石二鳥の秀策であった。博覧会開催の発表とともに、その名称は「岡山産業文化大博覧会」とし、岡山県単独主催のもとに各方面の後援協賛により、会期は昭和三十二年三月二十日~五月十日までの五十二日間と定めた。」という記載がある。また、会場は、本館と議事堂のほとんど全部と市公会堂を使った第一会場、烏城公園全域を第二会場とし、入場者数は、両会場合わせて計797,359人にものぼったとある。
②『岡山県政史 昭和戦後編』では、「県庁舎の建設」のところに博覧会の開催のことが記載されているが、詳しい説明はない。
③『山陽新聞』(1957年3月19日朝刊)に県新庁舎竣工式の広告記事が掲載されている。「建物の概要」、「設計の特色」、「新庁舎の出来るまで」の紹介、および当時岡山県知事であった三木行治氏や、岡山県議会議長であった浅越和夫氏のあいさつ文が記載されている。
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