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生活保護の不正受給について
しつもんないよう
かいとうないよう
『間違いだらけの生活保護バッシング』p.38-39には、「不正受給の割合をみると、件数ベースで全体の2%程度、金額ベースで全体の0.4%程度で推移を続けています。不正受給はごく僅かの例外であり、生活保護全体に占める割合にも大きな変化はないのです。」と説明されている。また、「この『不正受給』とされた事例の中には、『高校生の子どものアルバイト料を申告する必要がないと思っていた』など、不正受給とすることに疑問のあるケースも含まれています。」と記されている。
『生活保護 知られざる恐怖の現場』p.26-31には、「また、『不正受給』の総額は図表8~9の通りで、保護費全体の0.5%にも満たない。件数ベースでは、近年の摘発体制の強化によって増加しているが、1件当たりの金額は低下傾向にある。少額で、悪質性の少ない『不正受給』の摘発が増えている可能性が高い。」と説明されている。図表8・9では、不正受給の件数と金額、生活保護全体から見たその割合などが表されている。
『生活保護の謎』p.128-148には、「最近では、精神疾患を装って生活保護を不正受給するという手口も増えている」「病院が精神疾患の診断書を簡単に出すことによって、生活保護受給者を作り出し、病院の『顧客』を増やそうという算段である。」との記述がある。生活保護費の半分以上が医療費であるとして、様々な事例を通して医療と生活保護との関係について詳しく説明されている。
『生活保護3兆円の衝撃』p.64-142には、「囲い込まれた受給者は、生活資金のほとんどを奪われ、就職活動をすることすらままならなくなる。ここにも、受給者の就労を遠ざける一因を見出すことができる。そして、奪われた資金は反社会的勢力に流れ込んでいる」と説明されている。携帯電話の不正契約や囲い込みによる保護費の吸い上げ等、貧困ビジネス業者と生活保護受給者の関わりが様々な事例を通して説明されている。
かいとうかん・かいとうだんたい
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