デジタルおかやまだいひゃっか | おかやまけんりつとしょかん

レファレンスデータベース > 七五三について知りたい

七五三について知りたい

しつもんないよう

七五三について知りたい

かいとうないよう

『日本風俗史事典』p.274には、「三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児に晴着を着せ、十一月十五日にお参りをさせるしきたり。江戸時代にほぼ現在都会地で見られるような七五三行事の原型ができあがり、明治以降商業政策にあおられて、次第にその風俗が派手になってきた。文献の上では、中世に貴族の間で二歳または三歳で「袴着」ということを行い、武家の間でも三歳のときに「髪置」という儀式があった」と記述がある。
『人生儀礼事典』p.62には、「三歳の祝いの古い形とされる髪置きの祝いは、古くは男女とも二~三歳の間に行われ、期日は十一月にかぎらず、正月、二月、氏神の大祭などに行われていた。 五歳の祝いは、袴着の祝いに由来し、古くは三~七歳の間に男女ともに行われていた。中世までは女も袴着を行っていたが、近世には男児の祝いが主流となり、これが今日の男児五歳の祝いとして残っている。七歳の祝いは、帯解きといい、室町時代の上流階級の間で男女とも九歳に行われていたが、のちに男児五~九歳、女児七歳になったものが、現在の七歳の女児の祝いとして残っているといわれている」と説明されている。
『年中行事』p.148には、「古い日本の社会では、七つ前は神さまといわれ、7歳までは一人前の人間ではなく、神さまのようなものだとされていました。しかし、7歳のお祝いをさかいとして、人間として周囲に認めてもらい、村の行事にも参加するようになります。わらべ歌のとおりゃんせに歌われている子のこの七つのお祝いに~行きはよいよい、帰りはこわい、こわいながらもとおりゃんせ」という歌詞も、この七つの前は神さまに由来しているといわれています」と説明されている。

かいとうかん・かいとうだんたい

岡山県立図書館

カテゴリじょうほう

カテゴリじょうほうレファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンスじれい
タイトル
レファレンスじれい
タイトル

七五三について知りたい

(シチゴサンニツイテシリタイ)

かいとうしたとしょかんまたはだんたい
かいとうしたとしょかんまたはだんたい

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

じょうほうげん(かいとう)
じょうほうげん(かいとう)

日本風俗史学会編『日本風俗史事典』 弘文堂,1980,812p.参照はp274.
倉石あつ子・小松和彦・宮田登編『人生儀礼事典』小学館,2000,253p.参照はp62.
新谷尚紀監修『年中行事』 ポプラ社,2009,215p.参照は148p.

NDCぶんるい
NDCぶんるい

385:通過儀礼.冠婚葬祭

そのほかのメタデータをひらく
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp_c/id/ref/M2014072512293069109