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「場立ち」のハンド・サインの意味

しつもんないよう

1990年代頃まで、ニュースで証券取引所の映像が流れることがあった。そこで手話のようなやり取りをしている人が大勢映っていたが、その手話は何を意味していたのか。

かいとうないよう

1975年に出版された『才取史』p.324-325では、株式の売買を行う際に市場内で「呼び値や気配の伝達、連絡など」を行うためのハンドサインと説明されている。また、銘柄、値段、数量と売り買いの順に伝達が行われる。数を表す場合、「左手は10円を示し右手は1円台を示す。掌を内側に向ければ買いを意味し、外側に向ければ売りを意味する」。

1963年に出版された『日本人の手』p.7-8には、「売り」「買い」「数字」から1366の上場銘柄のサインがあったと記されている。

銘柄のサインの表し方は、『才取史』p.325では三菱重工、三井物産、三菱商事、東京海上、住友海上、自動車会社(トヨタと日産)が、『日本人の手』p.7-8では平和不動産、カルピス、白洋舍、ビクター、味の素、三越、王子紙、横浜ゴム、日立のほか、重工、ビール、郵船、水産、楽器といったジャンルが紹介されている(うち、ビクター、三越、味の素は写真付き)。

なお、これらのサインは中部大阪商品取引所での2007年8月31日の取引を最後に姿を消した。

かいとうかん・かいとうだんたい

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「場立ち」のハンド・サインの意味

(バタチ(バダチ)ノハンドサインノイミ)

かいとうしたとしょかんまたはだんたい
かいとうしたとしょかんまたはだんたい

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

じょうほうげん(かいとう)
じょうほうげん(かいとう)

東証才取会員協会編『才取史』 東証才取会員協会,1975,452p. 参照はp.324-325.
日本経済新聞社文化部編『日本人の手』 展望社,1963,268p. 参照はp.7-8.
中部大阪商取、300年の「手ぶり」取引に幕。.日本経済新聞.2007-09-01、朝刊、p.29.

NDCぶんるい
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338:金融.銀行.信託

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