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「場立ち」のハンド・サインの意味
しつもんないよう
かいとうないよう
1975年に出版された『才取史』p.324-325では、株式の売買を行う際に市場内で「呼び値や気配の伝達、連絡など」を行うためのハンドサインと説明されている。また、銘柄、値段、数量と売り買いの順に伝達が行われる。数を表す場合、「左手は10円を示し右手は1円台を示す。掌を内側に向ければ買いを意味し、外側に向ければ売りを意味する」。
1963年に出版された『日本人の手』p.7-8には、「売り」「買い」「数字」から1366の上場銘柄のサインがあったと記されている。
銘柄のサインの表し方は、『才取史』p.325では三菱重工、三井物産、三菱商事、東京海上、住友海上、自動車会社(トヨタと日産)が、『日本人の手』p.7-8では平和不動産、カルピス、白洋舍、ビクター、味の素、三越、王子紙、横浜ゴム、日立のほか、重工、ビール、郵船、水産、楽器といったジャンルが紹介されている(うち、ビクター、三越、味の素は写真付き)。
なお、これらのサインは中部大阪商品取引所での2007年8月31日の取引を最後に姿を消した。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県立図書館
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